解体キングダム どうする解体

解体キングダム どうする解体 テレビ

2023年7月5日(水)の解体キングダムどうする解体 どうする首都高日本橋でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

解体は2023年2月日本橋で行われた首都高速道路でした。
「どうする家康」の映像がオープニングから流れ、どうやって解体に話を持っていくのかと思いきや、徳川家康が築いた江戸の日本橋にある首都高速の解体ということで「関係あり」ということでした。

今回のナビゲーター:伊野尾慧(Hey!Say!JUMP)、田中道子(俳優)

解体ファイル9 首都高速道路 旧呉服橋出入口
・首都高と一般道を結んでいた約200メートルの区間
・呉服橋出入口は先行して廃止されている

工事の第一区間 本線と接している部分 ←難関ポイント①
工事の第二区間 本線から分離した傾斜部分←難関ポイント➁
工事の第三区間 一般道と接する下の部分

<解体する目的とは?>
日本橋区間地下化プロジェクトのため首都高速と一般道を切り離し、最終的には本線も撤去し、首都高速道路は地下にうつされるため

日本橋区間地下化プロジェクト
日本橋区間(神田橋JCT~江戸橋JCTまでの2キロ)の首都高を地下化して地上にある首都高速道路を撤去する
首都高の本線が撤去されるのは2034年~2040年の予定

<解体マメ知識>首都高速道路都心環状線物語
・1959年工事開始
・都心の交通渋滞が深刻になっていた
・東京オリンピックも決まり、首都高の建設は近々の課題だった
・用地買収の費用と交渉の手間を抑えるため河川の上に通すルートを積極的に採用
・出入口を本線と本線の間に作るなど狭いスペースを積極的に活用
→河川の上に通したことで解体するには大きな難関となってしまった

<難関ポイント①>本線に挟まれた極狭スペースで安全に解体せよ!
・作業スペースは15メートルしかない
・総勢10名で作業を行う
①橋桁をガス溶接で切断
➁クレーンで吊り上げる←最難関ポイント:吊り上げるエリアには制限がある
俯角75度ルール:クレーンの侵入禁止エリアがある(境界線の内側でモノを吊り上げる必要)
・エリアを外れるとアラートで警告
・15メートルよりもさらに狭い中で旋回作業を行う必要がある
➂一般道とつながっている解体していない道路の上に降ろす
(第一区間で50~60個のパーツをクレーンで吊る)

クレーンで橋桁を運搬しているとき、突風にあおられながらもミッション成功!
➡2月下旬 第一区間 解体終了

<難関ポイント➁>台船を使って解体せよ!
・第二区間は傾斜があり、本線とは分離している
・総勢30人で作業を行う
①橋桁(長さ30メートル、30トン)を切断
➁そのまままるごと台船に降ろす
・ジャッキの動きに連動する鋼棒を使って橋桁を同じ分だけ下ろしていく
・傾斜があるのでそのまま台船に降ろすと片側だけ先に降りてしまうので、乗せる前に水平をとる
・東京湾からの潮の満ち引きの影響で水位が変化する中、少しづつ慎重に降ろしていく

翌日にはもう片方の橋桁も降ろしミッション成功!

★★★★★★★★★★★
今回は壮大なプロジェクトの一部ということでしたが、また続きが見たいなと思いました。
河川の上のものを撤去するというのはこれだけ大変なのかと思いました。
それにしても日本橋の上に何もないというのはなんだかおかしな感じがしますが、早く見てみたいなと思いました。

解体キングダム 水曜夜7時52分~ NHK総合

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