２０２３年７月８日（土）の「ブラタモリ」は「佐野～佐野は“ほしいもの”にあふれてる！？」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回も雨ですね・・・！
タモリさんが佐野といえば「佐野厄よけ大師」が有名ですねと言います。
初詣で有名で１月だけで１００万人もの参拝客が訪れるそうですよ。
今回のタモテバコ：佐野は“ほしいもの”にあふれてる！？
今回の案内人
・佐野市民文化振興事業団 事務局長 出居博さん
・鋳造所 ６代目 若林美延さん
・佐野市 葛生化石館 学芸員 奥村よほ子さん
・石灰工業会社 松原維一郎さん
今回のルート
①佐野厄よけ大師
➁天明鋳物の工房
➂唐沢山城跡
④大叶鉱山 三峰地区
⑤出流原弁天池
歴史上の有名人が欲しがったモノとは？
その①＜天明鋳物の茶釜＞
天明（命）鋳物 佐野の天明という地域で生まれた鋳物
１０００年の歴史を誇る
特徴は素朴、力強い“あれ肌”
・千利休が使ったことでブラント価値が急上昇
・利休は荒々しい質感に「美」を見出した→利休好み
➡ 織田信長や徳川家康が愛用した
・豊臣秀吉が好んで使ったのは責紐釜
責紐釜 紐を使って蓋に封をすることができる（口の近くに紐を通せる箇所がある）
➡ 毒を盛られないように封をすることができるので重宝された
現在でも茶の湯の世界で愛されている
その➁＜唐沢山城＞
・東日本屈指の大規模な山城
・関東を一望できる
・唐沢山にある天狗岩の地質はチャート（放散虫の殻が堆積してできた硬い岩石）
・チャート以外は風化して急峻な崖になった ➡ 難攻不落の城となる
・上杉謙信（春日山城）は対立する北条氏康（小田原城）との中間にあり、関東を一望できる唐沢山城を落とすため５回以上城攻めするも落とせず
・豊臣秀吉は唐沢山城を実質的に配下におさめると西国の石工集団に本丸に高さ８メートルの石垣を作らせる
➡徳川家康を見張るためといわれる（家康が江戸に来たのとほぼ同時期に石垣が作られた）
・本丸にある石垣には当時日本最大級の鏡石がある
・一方の石はチャート、もう一方は石灰岩
鏡石 城の入り口などに置かれる大きな石
城主の財力や技術力を示す
その➂＜石灰岩＞
・セメントの原料となる
現在でも採掘されていて、東京湾アクアラインなど日本のインフラを支える
※石灰岩が水をろ過したきれいな湧き水が豊富で、佐野市では水道は１００％地下水
➡ 佐野ラーメンの麺は多加水麺で４割ほど水が含まれていて、つるつるしたのどごしを生む
その④＜ドロマイト＞日本の埋蔵量の８割が佐野
・石灰岩の仲間
・石灰岩は炭酸カルシウムのみ、ドロマイトは炭酸カルシウムに炭酸マグネシウムを含む
・ドロマイトは鉄を製錬する転炉に使われる
ドロマイトは鉄の品質を向上させ炉の寿命を延ばす
タモリさんの衣装
・茶色のトレンチコート
・薄い朱色のジャケット
・ブルーのチェックのシャツ
・ベージュのチノパン
・ブルーのスニーカー
今回のランチ：残念ながらランチの写真はありませんでした
★★★★★★★★
今回はほとんど雨に降られて大変そうでしたが、タモリさんの好きな岩石の話がたくさんあったので楽しそうでしたね。
佐野といえば佐野ラーメンしか思いつかなかったですが、他にも鋳物や鉱山などすごいものがあって驚きました。
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