2023年9月20日(水)の「にっぽん百低山」は「大尽山・青森」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影は6月下旬でちょうど登山日和といった感じです。
場所は秋田県むつ市のJR下北駅です。
今回は恐山霊場の象徴となっている大尽山を目指すそうです。
類さん、髪を切ったんですね、すっきりしていてシャツがよくお似合いです。
今回登る山:大尽山(標高827メートル)
今回のゲスト:新山千春さん(タレント)
今回のルート:恐山菩提寺の湖~湖畔を回る~一体地蔵~大尽山
まずは恐山に立ち寄る
本物の三途の川は渡れないので、横にある舗装された橋を歩いていきます。
恐山菩提寺の地獄めぐりを体験します。
荒涼とした風景が続く無間地獄の先にある湖の先に
今回登る大尽山が見えます。
湖の先は西方浄土とされ死者がかえる場所とされています。
住職代理の南さんによると恐山の宿坊に泊まって
大尽山に登る人が最近多いそうです。
10分も歩くと登山口が
登山口を入ると森というか周りは木に囲まれた山道になりました。
湖畔の森は緑があふれる原生林でした。
すると山道近くに水芭蕉が生えていて、
類さんが熊の好物だと教えてくれました。
新山さんに熊鈴をつけ歩き出すと、きれいな音色が周りに響きました。
ここには特別天然記念物の二ホンカモシカも現れるようです。
道しるべから本格的に山に入る
湖畔の森を1時間歩いて、ようやく平坦な道が終わるようです。
新山さん、人生初登山だと言っていましたが、大丈夫でしょうか。
その後も歩き続けますが、別に思ったほど傾斜があるワケではなさそうです。
が、巨木があちこちに見える手付かずの天然の自然が残っていました。
小さな一体地蔵
ひらけた場所に小さな祠があり、これが一体地蔵でした。
本当に小さいですね。
この一体地蔵がある場所はかつて海沿いの川内町から
西参道(古道)を通って恐山の山道に合流する場所でした。
かつては町の女性が連れ立って朝から恐山にお参りをして、
その後温泉に入り盆踊りをして楽しむという、娯楽だったそうです。
恐山菩提寺には今でも4つの温泉があり、
地元の人はこの温泉に入ることを楽しみにしていました。
恐山の怖いイメージはどこから?
江戸時代、十返舎一九などが様々な本で地獄めぐりを紹介したことが
きっかけで恐ろしいイメージが広まったと言われています。
また恐山と言えば死者の声を聞くことができるイタコが有名ですが、
これは明治時代になってからだそうです。
樹齢100年を超えるブナの木
ちょっと険しい道になってきました。
周りのブナの木は樹齢100年を超えるものがゴロゴロしているそうです。
このような森は今では貴重だそうです。
すると急登が現れ(ロープつき)、
新山さんはロープにつかまって登ること自体にびっくりしていました。
足元は山道はありますが、階段があるわけでもないので、
新山さんはかなり登りにくそうです。
類さんとも離されてしまいますが、新山さん明るく頑張っています。
この急登を30分も登ったそうです、すごいですね!
山頂から恐山菩提寺を望む
山頂は高い木がなく、大きな石がどんとありました。
類さんが石に登って、続いて新山さんが登ります。
すると恐山菩提寺がよく見えました。
菩提寺にある池は相当大きいことがよく分かりました。
下山の後のお楽しみ:三宝?でしょうか、お店の名前
すっかり暗くなってしまいました。
地元下北の日本酒で乾杯すると、二人ともお酒が沁みたのか、
じーんとした顔をしています。
青森のソウルフードの貝焼きです。
陸奥湾のホタテを味噌や卵と一緒にホタテの貝殻の上で焼き上げたものです。
類さんは新山さんの頑張りを褒めていました。
初登山としては大変だったと思います。
<今日の一句> ブナ太し 青葉青葉の のしかかる 吉田類
にっぽん百低山 毎週水曜昼0時20分~ NHK総合
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