2023年9月27日(水)の「にっぽん百低山」は「梵珠山・青森」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
6月下旬、JR大釈迦駅から始まりました。
すごく小さくてかわいい駅ですね。ここから車で15分走るそうです。
今回登る山:梵珠山(標高468メートル)
今回のゲスト:三上枝織(声優)
今回のルート:登山スタート~巨大なブナの木~岩木山展望所~
釈迦三尊仏~釈迦の墓~梵珠山
今回のゲストの三上さんは津軽出身ということで、軽快な津軽弁を話していました。
富士山に登山経験があるそうなので、今回は標高も低いし大丈夫そうですね。
釈迦についての言い伝え
飛鳥時代の高僧、道昭が唐に渡り、西遊記で有名な玄奘三蔵に弟子入りしました。
そこで釈迦の遺骨を分けてもらい、帰国後梵珠山に埋めたということです。
登山口からいきなり登りスタート
周りをびっしりと木や緑で埋まった細い山道を登っていきます。
結構しっかりした上りです。
この梵珠山、最初がキツイそうです。
すると樹齢400年のブナの木が山道沿いに見えました。
その木の根元は大きな穴が開いていて、
三上さんがすっぽり入ってしまうほどでした。
樹齢100年のクリの木も大迫力の大きさでした。
小さなテーブルと椅子がある展望所
展望所とは思えない開けていない場所でした。
山道沿いにテーブルと椅子があるなと思ったら、
その場所から津軽富士とも呼ばれる岩木山が見えました。
岩木山は頂上部分がぽこっと尖っているので、人の横顔のように見えます。
扉を開けると釈迦三尊仏
避難小屋の隣にもう一つ祠がありました。
祠といっても戸があるので、ちょっと何だかわかりませんでした。
観音開きの扉を開けると、三体のお釈迦様がいました。
聞くところによるともとは飛鳥時代につくられたものだったそうだが、
盗まれてしまい、現在のものは昭和の時代につくられたものだそうです。
釈迦の墓に向かう
釈迦三尊仏のすぐそばにお墓がありました。
少し小高くなった場所にありました。
そこは墓石などはなく、木が立ててあり、
その周りにはお供えものや小銭がたくさん置いてあるだけでした。
毎年旧暦の7月9日にお釈迦様の供養が行われるなど、
地元の人たちから大切にされています。
平安時代、梵珠山一帯は仏教の中心地で、
山には多くの寺院や宿坊があったそうです。
そのきっかけになったのが、三尊仏や釈迦のお墓の存在が
あったのではないかと言われています。
山からは須恵器と呼ばれる土器が見つかっており、
これは当時蝦夷が支配していた地域であったはずの梵珠山で
朝廷の文化や技術を受け入れた証拠なのではないかと言われています。
山頂はとっても広い開けた場所
山頂まではまたすこし上りになりました。
山頂はすごく広い場所で眺望はどうかなと思いましたが、
遠くに陸奥湾が見えました。
もっと天気がよければ青森市内も見えるそうです。
下山の後のお楽しみ:民謡酒処りんご茶屋
津軽の夏の味覚、ホヤの水物、とれたての新鮮なホヤに地元の山菜、
みずと昆布を合わせた料理です。
お酒は冷酒でした。
すごく飲みやすくておいしいそうです。
今回はそんなに疲れなかったのか、二人とも元気でした。
類さんの一句 梅雨明けて 岩木美人の 吐息かな 吉田類
にっぽん百低山 毎週水曜昼0時20分~ NHK総合
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