2024年2月6日(火)の「正直不動産2」は(5)「善意の代償」でした。
以下、感想とまとめとネタバレです。
今回はタイトルからしてなんだか永瀬に辛いことがありそうで、心配ですね・・・
出演者:山下智久(長瀬財地)、福原遥(月下咲良)、ディーン・フジオカ(神木涼真)、市原隼人(桐山貴久)、草刈正雄(登坂寿郎)、山崎努(石田努)ほか
<あらすじ>
永瀬の同級生だった若村桃花と夫(流通会社勤務)は新居購入のため訪れた
ミネルヴァ不動産でさかんにフラット35を勧められたと永瀬に相談しにきた。
フラット35
政府系住宅金融機関と民間金融機関の提携による最長35年の
長期固定金利型住宅ローン
投資目的は不可
(メリット)
・金利が固定のため返済計画がたてやすい
・保証料や保証人不要
・市場金利が上がっても影響なし
・自営業や転職したばかりの人でも借りやすい
(デメリット)
・民間ローンより割高
・市場金利が下がっても恩恵なし
・物件に条件があり(耐火・耐久・床面積の広さなど)
結局若村夫妻は永瀬が探してきた物件を通常の住宅ローンで購入した。
しかし若村の夫は妻が住宅ローンのため趣味を手放したこと、
永瀬と仲のいい様子をみて、「もっと甲斐性があれば」ともやもやしていた。
神木たちミネルヴァ不動産は、購入したマンションを売りに出すふりをして、
フラット35で別の物件を購入し、住民票を動かし居住していることにして、
実際には賃貸貸しすれば、もっと妻を楽にすることができると営業した。
若村の夫はその誘いに乗ってしまった。
永瀬は苦悶の表情を浮かべながら、若村夫婦にフラット35を違法に借りており、
最悪逮捕の可能性もあると告げる。
同僚の藤原がフラット35で購入した物件に興味がある客を紹介できると
助け船を出してくれ、永瀬は藤原に礼を言った。
<不動産的ポイント>
「フラット35の不正融資」です。
フラット35は不動産投資目的の融資ではないが、仲介業者がそれを説明せず
ローン契約を結ばせたりする事態が発生しています。
今回の若村夫婦の場合、夫は投資目的で融資をできないことは知っていたが、
ミネルヴァ不動産が普通に購入した物件を売っているように見せかけるため
ミネルヴァ不動産と専任媒介契約を結び、住民票をフラット35で
ローン契約を結んだ家に移すことで融資を通し、
賃貸に出すことで月のローン以上のリターンを得ることができると営業した結果、
フラット35を利用して住宅ローンを組んでしまいました。
実際にフラット35の不正利用で住宅金融支援機構から一括返済を求められるケースがあり、これは他人事ではありませんね。
<感想>
プロがついていても、その人の心の内はなかなか見えてこないものです。
今回はまさしく夫婦のちょっとした心模様を神木が突いてきたということでした。
永瀬は自分に反省したり、月下にちゃんと謝ったり、桐山に感謝したり、
正直でかっこよかったです。
正直不動産2 毎週火曜夜10時~ NHK総合
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