2024年2月21日(水)の「にっぽん百低山」は「三方分山・山梨」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
久しぶりの類さんの百低山です、時間は午前11時5分スタートでした。
撮影は2023年12月上旬です。
やってきたのは山梨県にある精進湖のほとりです。
この日は天気はよさそうですが、ちょっと風があって寒そうですね。
今回上る山:三方分山(標高1422メートル)
今回のゲスト:元競泳日本代表 萩原智子さん
今回のルート:精進湖の北側~険しいつづら折りの道~馬頭観音~急登の稜線~山頂
萩原さんは山梨県甲府市出身だそうです。
白い帽子がかわいいですね、趣味が山登りということでこの標高でも
大丈夫そうですね。
一人じゃ怖い感じの道
いきなりの急登に二人とも戸惑っています。
道幅は十分ありますが、道というか人が通った跡があるという感じで、
登山初心者では心配になる道です。
でもぐんぐん上る類さんに
「さすが類さん、速い・・・ついていけない」と荻原さんもびっくりです。
類さん曰く体を起こすためハードに歩いたが、これで楽になるはずだ、
ということでした。
とても小さい馬頭観音
江戸時代の石垣が道の両脇にみえてきました。
今では石垣は切れたり崩れたりしていますが、道しるべをしてくれます。
しばらくすると荻原さんが小さな観音様を見つけました。
馬頭観音といって道行く人の安全を願って置かれているそうです。
木が密集していないので、開けた感じで二人とも気持ちよさそうに歩いています。
阿難坂にはいくつもの道しるべが
山の稜線まで出たところが阿難坂という場所でした。
いくつもの道しるべがあって、精進湖の反対側には上九一色村があるそうです。
近くには古い石碑がありますが、もう風化して文字が読めません。
詳しい人が解説してくれたところ
「生魚の 二十里走る ほととぎす」(詠み人知らず)と書いてあったそうです。
類さんたちが歩いてきた道は中道往還と呼ばれる甲府盆地と駿河湾を
最短距離で結ぶ道(二十里)でした。
駿河湾でとれた生魚を夜のうちに運んで朝には甲府盆地に着いたそうです。
甲府の人たちが生のマグロを食べられる、今でもマグロが大好きな山梨県に
繋がっているそうです。
尾根道は細くて険しい・・・
今までの道幅と違い、一気に細くて険しくなりました。
おまけに急で下り坂もあります。
尾根道なのに下り坂って怖いですね、さすがの類さんも慎重に降りていきました。
すると富士山が見えました、結構近い感じがします。
二人は俄然元気になってきました。
最後にこの山一番の急登がくる
その後、最後の最後に一番の急登がきました。
しかも尾根道です。
木の根が階段のようになってますが、落ち葉で滑りやすいそうです。
この急登をなんと15分も登り続けた先には緩やかな笹原が広がっていました。
最後に雰囲気が違ってきました。
山頂からみた富士山は絶景
山頂は木々のない広場のような場所でした。
登頂を喜んだあと富士山をみると荻原さんが絵のようだと話し、
二人とも感動していました。
確かに富士山の山頂には雪がつもり、雲が少しだけ稜線の下のほうにかかり、
なんとも絵になる風景でした。
下山の後のお楽しみ:寿司 魚そう
地酒と一緒にいただくのは甲州ずしでした、大きく握ったしゃりにマグロをのせ、
甘だれをつけるのが伝統です。
お寿司が大きいので二人とも一口では口に入りませんでした。
丸い器に六貫入っていますが、これは相当おなかがいっぱいになりそうです。
類さんの一句 天空を 富嶽の翼や 枯葉踏む 吉田類
★★★★★★★★★★★★
今回の百低山もハードでした・・・
萩原さんだからいけた感じじゃないでしょうか。
それにしても山頂からみた富士山は本当にきれいでした。
あの後帰るのも大変だったと思いますが、あの景色が見れたなら、
頑張れるかな。
にっぽん百低山 毎週水曜昼0時20分~ NHK総合
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