にっぽん百低山 富山 千葉

にっぽん百低山 富山 千葉 テレビ

2024年3月26日(火)のにっぽん百低山富山・千葉を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

撮影は2月上旬、ちょっと寒そうな日ですね。
最寄り駅はJR岩井駅。

今回登る山は富山と書いて「とみさん」と読みます。
一瞬「とやま」かと思ってえって思いました。


今回登る山は『南総里見八犬伝』に関係する山
江戸時代、曲亭馬琴が書き上げた「南総里見八犬伝」の舞台となった場所です。
戦国大名里見氏の史実とファンタジーを織り交ぜた八犬士と呼ばれる人の剣士

活躍を描いた物語は98にも及びます。
富山は八犬士誕生のきっかけとなった聖地です。

今回登る山富山とみさん(標高349メートル)
今回のゲスト:富永美樹さん(フリーアナウンサー)
今回のルート:福満寺~つづら折りの道~観音堂~南峰~里見八犬士終焉の地~北峰


登山の前にちょっと寄り道・・・
伏姫籠穴
伏姫とは物語に登場する里見家の姫で不思議な力をもつ犬、八房に連れ去られ

富山の山中で暮らすことになりました。
それが伏姫籠穴と呼ばれる洞窟です。中には8つの玉がありました。
伏姫が亡くなったとき、8つの玉が霊力を帯びて空へ飛び散りました。

その力を受け継いだのが八犬士です。

福満寺
大正時代に描かれた富山について描かれています。
伏姫の洞穴とあったり富山の魅力が示されていて、さながら八犬伝のガイドブックのようです。大正から昭和にかけこれを頼りに多くの人が富山を登ったそうです。


月でも葉が生い茂る森
登り始めると一気にうっそうとしてきます。
照葉樹の森は緑でいっぱいで野鳥もたくさんみえました。
しばらくすると樹齢100年を超える巨木がいつくも現れました。

歩幅が合わない急な階段
しばらくすると整備されていますが、かなり急登な木で組まれた階段が現れました。
しかしどうも登りにくいようです。
類さん「なかなかね歩幅が合わない」。
この登り1時間15分もかかったそうです。
これは大変でした!


古びた観音堂
奈良時代に創建されたそうですが、かなり古びていました。
この観音堂は物語の中にも登場します。
物語の中では亡くなった伏姫を供養するために建てたとなっているそうです。
すると雪?雨が降ってきて、類さんは伏姫さんの神秘を感じると話していました。

開けた場所が終焉の地
南峰からは尾根道になっていました。
すっかり天気はよくなり陽射しももどってきました。
すると開けた場所に出て、東京湾まで見渡すことができました。
そこには八犬士終焉の地とあり、物語ではこの場所で八犬士は仙人となり

人々を見守り続けたそうです。

曲亭馬琴は富山に登っていない!
曲亭馬琴はこの場所に来たことはないそうです。
江戸時代のガイドブックを読み、富山について想像力を働かせて物語を書きました
富山は海の神様である金毘羅様を祭っていて、海からよく見える(目印になる)

富山は信仰の対象でした。
里見氏は海を挟んで北条氏と戦っており、それを支えたのが里見水軍であり、
水軍を支えたのが漁師
でした。
里見氏は漁師にとって守り神であった富山を手厚く保護します。
そのことを調べ上げた馬琴は富山を聖なる山として物語に登場させました。

山頂までは近かった
八犬士終焉の地から山頂はすぐでした。
山頂からは房総丘陵の大パノラマが広がっていました。
ドローンの映像では展望台の上から手を振ってくれていました。


下山の後のお楽しみ:伏姫さんが焼き
千葉の地酒で乾杯しました。甘い酒だそうです。
房総名物のさんが焼きとれたてで新鮮なアジを野菜や味噌と混ぜ合わせて

鉄板でお好み焼きのように焼いていただきます
タレはいらないようです。
二人ともお酒が強かったのかちょっと赤いですね。

類さんの一句 伏姫の 残り香そよと 水仙花 吉田類

★★★★★★★★★★★★
「南総里見八犬伝」は昔ちょっとだけ読みましたが、舞台になった山があるとは

驚きでした。
しかも標高が低いのにとても登るのは大変そうな山でした。
里見八犬伝に浸りたいひとはぜひ行くべきですね。

にっぽん百低山 毎週火曜昼0時20分~ NHK総合

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