2024年5月16日(木)の「サラメシ」を見ました。
以下、その一部になりますが感想と少しネタバレです。
今週のサラメシは「菜の花畑に昼がきた」、「ソラメシ」、「おにぎり百景」の
3つでした。
中でも今年で最後の菜の花漬けを作るおばあちゃんたちが印象に残りました。
菜の花畑に昼がきた
滋賀県大津市
農工房ひらの加工部 代表 テラモトさん(80代)
・地元の農家で結成され、現在4人が活動している
・古くから水田地帯で、裏作として菜種油用の菜の花を栽培、
苦みの少ない菜の花部分を漬物にしてきた
・年間1トン摘んだこともあった
今年が最後の菜の花摘み
・最年長は80代半ば、他2人は70代半ばの女性4人
・家業の傍ら、菜の花を摘む4月の時期だけ集まる
・40年活動し、商品は地元の直売所で販売
・この15年間新しいメンバーが増えず、菜の花畑は田んぼ1枚分になった
・高齢化と後継者不足に悩み、今年の春で摘み取りを終了することに
寂しいけど、いつか、こういう日が来るんやし・・・泣けるな
代表のテラモトさん
菜の花漬けの作り方
・菜の花の花の部分を摘む(つぼみが入っているぐらいがいい)
・菜の花に対して9%の塩を入れ混ぜる
・漬け樽へ入れ手で押し込む、隙間が空くとアクが入り込み菜の花が黒くなってしまう
・味付けは塩とそれぞれの家庭で作った鷹の爪のみ(鷹の爪は虫よけにもなる)
・2か月間繰り返しアクを捨てる
・米ぬかで覆い乳酸発酵させ、秋になると黄金色の菜の花漬けが完成
摘んだ菜の花に塩をまぶしてかきまでていましたが、黄色い花がとてもきれいでした。
かつては加工場の通路が通れないぐらい漬け樽があったそうです。
加工場の外には使わなくなった漬物を押さえる石が置いてありました。
この石が足らんほども あったんやけどね
代表のテラモトさん
テラモトさんたちのサラメシ
テラモトさんが特別に用意したお昼ご飯
菜の花漬け、昆布とたけのこ煮、春キャベツの酢の物、冷ややっこ、ご飯、みそ汁など
いつもはそれぞれ家に帰るそうですが、これからは集まる機会も減るということで
特別にみんなで加工場でお昼ご飯です。
冷ややっこに菜の花漬けをのせるとおいしいそうです。
菜の花漬けの食べ方の王道はご飯にのせて食べます。
みなさん作業をした後ということで、いい食べっぷりです。
テラモトさん流の〆はご飯を食べ終わった後のお茶碗に菜の花漬けを入れ、
お茶をかけると菜の花が膨らんできます。
お茶にお漬物の味が出ておいしいそうです。
★★★★★★★★★★★★★★
みなさんもう少し続けるか辞めるかとても悩まれたんじゃないかと思います。
さみしいけど辞めるという決断ができるのはすごいと思います。
ご飯の食べっぷりからしてもみなさんまだお元気なので、あの加工場も
きれいに始末されるんじゃないかなと思います。
菜の花漬けというものを知らなかったので、今回知れてよかったです。
サラメシ 毎週木曜夜8時15分~ NHK総合
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