にっぽん百低山 日金山 静岡

にっぽん百低山 日金山 静岡 テレビ

2025年2月28日(金)のにっぽん百低山日金山・静岡でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

撮影時期:12月下旬
最寄り駅:JR熱海駅
今回登る山日金山ひがねさん(標高771メートル)
今回のゲスト:新田恵利さん(タレント)
今回のルート:伊豆山神社~石仏の道~日金山地蔵堂~山頂
新田さんは熱海にお宅を建設中なんだそうです。
温泉がすごく好きなんだそうです、いいですね。

熱海の町の背後にそびえる日金山(十国峠じゅっこくとうげ)。
伊豆では昔から亡くなった人の魂は日金山に集まるといわれ、

彼岸の時期に登ると道行く人の中に会いたい人の後ろ姿を見ることが
できるんだそう。一体どんな山なのでしょう。

まずは伊豆山神社へ
神社までの階段が837段もあり、最初から大変そうです。
ようやくついた神社はとても立派で、源頼朝が源氏再興を祈願した神社として

有名だそうです。
昔は伊豆山のあたりは走湯大権現とよばれ、その権現さんが力を持っていて

お湯をたくさんわかせたと言われています。
日金山と走湯大権現に深い関係があるのは登っていくとわかるとか。

ハイキングコースからスタート
山道を歩く前に石仏が見えて二人ともちょっと拍子抜けしていました。
山は自然林でとても熱海とは思えない景色です。
石仏は小さくて道沿いに点在しています。
類さんは魂の通り道で下から上がってくるから、その目印なのではないかと

言っていました。
石仏はお地蔵さまといわれ子供の守り神です。
江戸時代熱海の名主が亡くなった子供の菩提を弔うため寄進したものでした。


ススキからの絶景
林を抜けると部分的にススキが広がる場所に出てきました。
このあたりはすごく眺望がよく、類さんたちが立ち止まった場所からは相模湾と

熱海の町が一望できました。
この日は空気が澄んでいて伊豆大島、利島、新島も見えました。
とてもいい天気で青い海がとてもきれいでした。

樹林帯に佇む塔の正体
末代上人というお坊さんの供養のために建てられた宝篋印塔ほうきょういんとうという
石の塔
がありました。
末代上人は平安時代富士修験を開いたとされる名高い人物でした。
ただ富士信仰の祖の塔がどうしてこの場所に建てられたのかは類さんにも

分かりませんでした。

古くて大きな地蔵堂
開けた場所にたくさんのお地蔵さんや閻魔大王
奪衣婆だつえば(死者から衣服を剥ぎとる
おばあさん)
などの石像がいるのが日金山地蔵堂でした。
地蔵堂へ続く道に四角い形に置かれた石畳があり、そこは『地獄の入り口』

だそうです。
それを救ってくれるのが奥に祀られている延命地蔵菩薩という大きく立派な

お地蔵さまでした。
地蔵菩薩には子供の守り神だけではなく、地獄で苦しむ魂を極楽浄土へと導くという

役目がありました。
ここのお地蔵さまは特別なので、日金山に死者の魂が集まると信じられている

そうです。
平安時代、この地に地蔵菩薩を祀ったとされるのが末代上人でした。


末代上人が地蔵堂を建てたワケ
平安時代、富士山は幾度となく噴火を繰り返していて、周囲は溶岩流や火山灰で

地獄のような有様でした。
そんな地獄から人々を救おうとしたのが末代上人で、走湯大権現の力をかりて

噴火を鎮めようとしました。
同時に地獄に苦しむ人々を救うために地蔵堂を祀ったと言われています。
この場所が十の国がみえる場所だったからこそ、人々の信仰が集まって

救済の場所にもなったと考えられるそうです。

山頂では富士山がお出迎え
山頂では美しい富士山がきれいにみえました。
この場所は駿河から甲斐など十個の国を見渡せることから十国峠と呼ばれています。
ちなみにその中での山頂は一段高いきれいな台でした。
ちょっと大きなお立ち台みたいですね。

下山の後のお楽しみ:和食処 天匠
静岡の地酒で乾杯のあと、相模灘の深海で育ったキンメダイの煮つけ

いただきました。
ものすごく肉厚でおいしそうですね

今日の一句   峠道 富士のあらはに 冬めきて   吉田類

★★★★★★★★★★★★★★
今回の山は本当に熱海にあるとは思えないぐらい自然が豊かで表情も色々とあ
って
見どころが満載でした。
富士山は今はとても美しいですが、活火山だということを忘れてはいけないですね。

にっぽん百低山 毎週金曜午後5時半~ NHK-BS

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