2025年4月28日(月)の「にっぽん百低山」は「須磨アルプス・兵庫」
でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影時期:1月下旬
最寄り駅:神戸市営地下鉄 妙法寺駅
今回登る山:須磨アルプス(標高312メートル)
今回のゲスト:南果歩さん
今回のルート:妙法寺駅~東山~馬の背~横尾山~栂尾山~高倉台団地~鉄拐山~
旗振山(山頂)
神戸の街並みを見下ろす場所にある六甲山地。
その西端にあるのが須磨アルプス。
アルプスを思わせる山だったため、大正時代にはある著名な人物のトレーニング場所だったそう。
また江戸時代にはある人々がある目的のためこの山に登っていたとか。
一体その正体とは。
<登山ハイライト>
・スタート地点から30分ほど階段が多い道を歩くと一つ目のピークである東山
(253メートル)
・須磨アルプス1の難所は岩がむき出しになった『馬の背』
・加藤文太郎(登山家)は単独行のパイオニアでこの須磨アルプスで練習をしていた
・二つ目のピークは栂尾山(274メートル)
・一旦高倉山団地の中を歩く(高倉山の土砂はポートアイランド建設に使われた)
・ゴールの旗振山には無線基地である電波塔が立っている
<今回一番大変だった場所>馬の背と呼ばれる稜線に挑戦!
・花崗岩の急峻な稜線(すぐ崖がある)
・大きな岩の間を縫うように進む
・鎖り場もある
南さんは「これは低山じゃない」と何度も言っていました。
類さんもとても慎重に歩いていました。
加藤文太郎が大好きな類さん
・類さんは単独での登山が好きになったきっかけが加藤文太郎
(ひとりで山に登ることは)自分自身を見つめるということと
自分に次々と降りかかってくる災難、苦難を乗り越えていくという
そういう克服する精神力が好き 吉田類
栂尾山は相場取山と呼ばれた
・江戸時代、堂島米市場が見える場所(日本の米の価格がこの場所で決まった)
・堂島で相場が決まると櫓から手旗信号でその情報を送った
・米問屋は堂島から六甲山地を中心に中継地を置き、いち早く金額を知ることが
できた
・須磨アルプスは標高が低く展望が開けていたため要所だった
・堂島から広島まで40分ほどで伝達できた
今回のゴールである山も旗振山ということで手旗信号の中継地点だったのですね。
冒頭にあった話はコレだったんですね!
下山の後のお楽しみ:SAATCHI
今回は居酒屋というよりバルといった趣きです。
神戸のワインで乾杯し、お酒のアテは明石ダコのカルパッチョをいただきました。
ワインとカルパッチョの組み合わせは間違いないと思います!
今日の一句 馬の背に 尖がりたまへ 寒風へ 吉田類
類さんの40代の写真をみてちょっと感動しました。
今よりちょっとふっくらしていて印象が少し違って見えました。
一人で山に登りながら一人で色々と考えていたんだろうなあと思うと感無量です。
にっぽん百低山 毎週月曜夜7時~ NHKBS 毎週火曜夜9時~ BSP4K
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