2025年5月5日(日)の「にっぽん百低山」は「摩耶山・兵庫」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影時期:1月下旬
最寄り駅:阪急 王子公園駅(兵庫県神戸市)
今回登る山:摩耶山(標高702メートル)
今回のゲスト:南果歩さん(俳優)
今回のルート:王子公園駅~妙光院~仁王門~天上寺~摩耶山~菊星台
六甲山地のほぼ中央に位置する摩耶山。
摩耶山といえばゴージャスな夜景(1000万ドルの夜景)が人気の場所です。
江戸時代に始まったとされる、馬が摩耶山に詣でて昆布をもらって帰る摩耶詣。
山と馬と昆布、どういう関係があるのでしょうか。
登山ハイライト
・市街地を歩くと妙光院に到着
・妙光院には馬頭観世音菩薩がある
(かつて神戸の物流を担った馬たちの労をねぎらうため建立された)
・途中までは散歩のような道で途中の湧き水には市民が水を取りにきていた
・本格的な登山道になり長い石段が現れた(標高差が300メートルある)
・1時間石段を登り仁王門に到着
・仁王門から続く石段の先にある摩耶山史跡公園(旧天上寺跡)まで馬たちは
上がってきた
・山頂の摩耶山は眺望が全くないが、その先の掬星台は公園になっていて
絶景が望める
登山を始めたときはいい天気でしたが、掬星台に立つころには雪が舞っていました。
でも雪が舞う姿がとてもきれいでした。
馬と昆布の関係とは
・釈迦の母親の名前の「摩耶」と「厩」のまやの語呂が似ているからだそう
・天上寺に祀られている摩耶夫人は子育ての仏であり、人々は我が子のような馬の無病息災と家の繁栄を願った
・馬に子どもが生まれたらその子どもを連れて山まで登ってきた
・江戸時代に北前船から奉納された北海道の昆布が摩耶詣の参詣者に配られた
(長寿のしるしとして)
摩耶詣は一度は途絶えたものの地元の人々の思いがあり平成5年に復活した
そうです。
馬は色鮮やかな花を背負って山を登っていました。
類さんがいうようにとても雅でした。
下山の後のお楽しみ:あなごや韋駄天
灘の地酒で乾杯したあと播磨灘でとれた伝助穴子をしゃぶしゃぶにしていただきました。
一人用の鍋で他にもたくさん具材がはいっていて、とてもおいしそうでした。
類さんの一句 摩耶山や 天地無辺に 春兆す 吉田類
今回の登山は石段の登りが本当にずっと続いていて大変そうでした。
最初は登校中の学生さんがたくさんいるような景色だったので、
まさかこんな市街地の近くにこれだけ本格的な登山ができる山があるとは
思えませんでした。
類さんたちが食べていた穴子のしゃぶしゃぶって、あまり聞いたことがないので
興味津々でした。
にっぽん百低山 毎週月曜夜7時~ NHK-BS 毎週火曜夜9時~ BSP4K
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