2025年5月19日(月)の「にっぽん百低山」は「金立山・佐賀」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影時期:2月上旬
最寄り駅:JR佐賀駅
今回登る山:金立山(標高502メートル)
今回のゲスト:坂田梨香子さん(俳優・モデル)
今回のルート:キャンプ場~展望台~蓬莱島~金立神社上宮~山頂
ゲストの坂田さんは実家がこの場所から近いそうで、キャンプ場には来たことが
あるそうです。本当に地元なんですね。
佐賀市郊外にそびえる金立山
その地には古代までさかのぼる海を越えた壮大な物語が秘められていた
初の中国統一を成し遂げた秦の始皇帝が願った不老不死の薬
その薬を探した徐福は史記によると東方海上にある神の山を目指したとされている
その地は日本を指すのではないかと言われ、日本各地に伝説が残っている
金立山では不老不死の薬を見つけたが徐福は中国には帰らなかったという伝説があった
登山ハイライト
・鬱蒼とした杉の森を進んでいく
・20以上ものコースが整備されている
・展望台からは佐賀平野が一望できる
・金立山を形造る花崗岩に含まれる雲母が足元にたくさん光っていた
かつての金立山は木の生えていない岩山で雲母が光を反射して輝いてみえた
徐福はその輝きに導かれ金立山に入ったと伝わっている
・蓬莱島はかつて雲上寺があった場所で巨石があり古くから信仰の場所だった
・金立神社上宮は由緒ある神社で徐福は金立大権現として祀られている
・山頂には石碑があった
・山頂近くの展望台からは遠くに佐賀平野が見えた
最初は穏やかな登山道でしたが、途中から登りがきつくなり木と木の間を
歩いているようでした。
20も登山道があるということで、もっと手軽な登山の山かと思いましたが、
これはなかなか大変な登山でした。
金立山に伝わる不老不死伝説
・徐福は不老不死の薬草を探し回るが見つからず蓬莱島のあたりで眠ってしまう
・天女(弁財天)が現れて不老不死の薬草を授かった
・カンアオイという植物は地元ではフロフキと呼ばれ、徐福が探していた不老不死の薬草だった
・平原広沢を得て王となったと史記にある(平原広沢とは佐賀平野だった?)
・金立山の近くには吉野ケ里遺跡が発展した時期が徐福が上陸した時期と重なるそう
実際にカンアオイという薬草は風邪に効果がある生薬だそうです。
不老不死の薬だと思われたその薬を持って帰らなくて始皇帝は
どう思ったんでしょう。
下山の後のお楽しみ:サラン(ビルの一階)
佐賀の地酒で乾杯したあとは地魚の刺身を有明海ののりで包んでいただきました。
坂田さんが言うようにのりがパリパリで美味しそうでした。
類さんの一句 金立に 春の雲母の 神々し 吉田類
今回は標高が低いのできつくないかなと思いきや途中からは上ったり下ったりと
なかなかハードな山でした。雲母で転んだら痛そうですね。
にっぽん百低山 毎週月曜夜7時~ NHK-BS 毎週火曜夜9時~ プレミアム4K
見逃した方は今なら31日間無料体験。