にっぽん百低山太郎丸嶽・次郎丸嶽・熊本

２０２５年６月２３日（月）の「にっぽん百低山」は「太郎丸嶽たろうまるだけ・次郎丸嶽じろうまるだけ・熊本」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

撮影時期：３月下旬
初回放送日：２０２５年６月１７日
出発点：高舞登山たかぶとやま展望台（熊本県上天草市）
今回登る山：太郎丸嶽たろうまるだけ（標高２８１メートル）・次郎丸嶽じろうまるだけ（標高３９７メートル）
今回のゲスト：宮崎美子さん（俳優）
今回のルート：登山口～岩場～太郎丸嶽（山頂）～太郎分れ～一枚岩～
次郎丸嶽（山頂）

宮﨑さんは登るのは得意ではないと話していましたが、今回は標高のわりに
岩山って感じの山なので大丈夫でしょうか。

大小１２０あまりの島々からなる天草諸島。
天草は陸のほとんどが山で標高数百メートルの山々が連なる低山の宝庫。
中でも登山者に人気なのが太郎丸嶽・次郎丸嶽。
なんでもその名前に秘密があるそうだが、その秘密とは。

太郎丸・次郎丸物語
・太郎丸と次郎丸という仲のいい兄弟がいた
・弟の次郎丸が海に沈む夕日が見たいと言った
（兄の太郎丸のほうが高く見たことがなかった）
・弟思いの太郎丸が位置を入れ替わろうと動きだすと山頂が崩れ低くなってしまった
・次郎丸は夕日が見られるようになって大喜び
・こうして兄の太郎丸は弟の次郎丸より低くなった

類さんはアンパンマンの話に似てますねと言っていました。
確かに宮﨑さんの言うように自己犠牲の精神ですかね。

＜登山ハイライト＞
・麓の田園風景を１０分ほど歩くと山に入っていく
・足元は地層のようだがそうではなく泥と粘土が作る模様で、ひび割れて
　不思議な模様を作る
・さらに進むと貝の化石が埋まった石が足元にごろごろとあった
・太郎丸と次郎丸の分岐はとてもシンプルな看板だけ
・岩をよじ登って上に進む
・太郎丸嶽の山頂は岩の上で宇土半島や天草諸島の島々が一望できる
・分岐点まで戻り次郎丸嶽山頂を目指す（しばらくアップダウンがない山歩き）
・ローブを頼りに岩場をよじ登る
・次郎丸嶽最大の難所である大岩をロープを頼りに登る
・次郎丸嶽山頂は岩がいくつもゴロゴロとしている場所で天草最高峰の倉岳の姿が
　みえた

次郎丸嶽山頂をドローンで引きで見ると岩が積みあがった上に類さんと宮崎さんが
立っているので、見ている方が怖いぐらいでした。

太郎丸嶽・次郎丸嶽ができた経緯
・およそ１０００万年前海底が波打つように隆起し、その際上の部分に
　大きな亀裂が入る
・亀裂に雨水が入ることで浸食が進み谷ができた
・固い砂岩の層が残り次郎丸嶽は左右で形が異なる山容となった

太郎丸嶽と次郎丸嶽の間は浸食されてしまったんですね、結構な距離が
あります・・・

太郎丸嶽・次郎丸嶽の名前の由来
・山の神をまつる祝詞で、山口太郎、中山次郎、奥山三郎という場所を表す神様の表現がある
・太郎次郎は場所を表すもの（海から見て手前が太郎、奥が次郎と考えるのが自然）

名前が場所を示すというのは思いつかなかったです。

下山の後のお楽しみ：浜くんら
天草の米焼酎で乾杯のあと、天草の郷土料理であるタイのあら煮そうめんをいただきます。
祝いの席などで食べられるとっておきのご馳走です。
タイはふっくらしていて、そのあら煮の汁をそうめんでいただくのは確かに
ご馳走ですね。