2021年4月28日(水)の英雄たちの選択は天平パンデミックでした。
天平時代、平城京はとても繁栄していて穏やかだったのに、たった数年後に天然痘が流行し、人がどんどん亡くなっていく事態に陥りました。
このたった数年で状況が変わるというあたり、今にも共通していますね。
その当時は病気に対する研究やワクチンなんて発想自体がないのですから、祈祷とあと衛生環境の改善が図られることになったそうです。
貴族も食事を大皿から取り分けていたのを一人用の小皿を使うようになったそうです。
聖武天皇と橘諸兄が天然痘からの復興を担いますが、ワクチンがなかった時代ならではの対応というのもあります。
働き手の農民が相当数亡くなっているのに大仏の建立と聞くと?と思いますが、天然痘から国民を守るためにも必要だと思った天皇の気持ちは、わからなくもないですが・・・
しかし橘諸兄は農民の負担を軽減したり、国防より国力の回復が大事と判断したり、ものすごく高度な政治判断を次々と行っているんですよね。
すごいです。
磯田さんが、「この人はとっても字が上手いんです。きっと幼いころから相当勉学に励んでいたのだと思いますよ。」と言っていました。
確かに、字は他の人よりもだいぶうまかったですね。
過去のパンデミックから学んでいかないといけないですね。
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