英雄たちの選択 家康

英雄たちの選択 家康 テレビ

2021年10月13日(水)の「英雄たちの選択」は家康と二代将軍秀忠が行った外国との付き合い方についての話でした。

家康は天下分け目の関ケ原の戦いの前後に日本に来たイギリス人に面会したり、貿易とキリスト教をセットにしたいと言ったスペインなどとは距離を取り、貿易をしたいと言ったイギリスと関係を深める行動をとっていたことに驚きました。
国内情勢も大変だったのに、ちゃんと海外とのあり方にまで目がいっているとはすごいです。
家康的には貿易をしようという意味で開国してもいいのではないかと考えたようです。
しかし結果的に自分が思い描いたものとは違うこともありました。
キリスト教が思った以上に普及してしまって、自分の配下にも少なからずいることを知ります。
宗教の力を知っていた家康はこれを厳しく断じて、貿易拠点も制限するようになりました。
幕府のコントロールを強めるためだとみられています。
家康亡き後、二代将軍秀忠は鎖国という手法に出て、長崎の出島だけを貿易拠点とすることになりました。
結果としてその後260年鎖国することになりました。
しかしそのおかげで江戸文化は育つことになりました。
専門家たちは、もしもう少し開かれた貿易を行っていたらどうなるかの議論をしました。
貿易立国になっていたかもしれない、アジアにおける日本の地位はもっと重要なものになったかもしれないという意見がありました。
しかし一方で他国の状況に振り回されることになったであろうという意見もありました。
そうなのかもしれません、結局現在でもそういうことがあります。
でも確かに江戸時代の文化は見事なもので、あれだけのものが作り上げることができたのだから、鎖国も意義があったと思いました。

英雄たちの選択 毎週水曜夜8時~ BSプレミアム

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