シャーロック・ホームズの冒険 這う人

シャーロック・ホームズの冒険 這う人 テレビ

2022年3月30日(水)の「シャーロック・ホームズの冒険」は「這う人」でした。
なぜかうちの録画の表示では「這」という字が四角い黒色で表示されていたのですが、これはなぜでしょうね。
以下感想とネタバレです。

今回はいわゆる怪事件というものです。
高名な自然科学者であるプレスベリ教授の一人娘が寝ていると3階の窓に人影が見えます。
令嬢はそれを見て気絶してしまいます。
その件を学者の父に報告するも、コワモテの父はロクに相手もせず、婚約者である秘書のベネットに丸投げします。
ベネットは彼女の強い態度に押され、ホームズに連絡します。
乗り気ではないベネットでしたが、令嬢に危険が迫っていると言われ、屋敷まで案内します。
ホームズは教授のデスクのインク取り紙(ブロッターではないですが、そういう効果を求めるものですね)から、ドラーク商会という店とやり取りをしていて、その手紙が届いた時には開封せずに教授に渡すように言われていることを知ります。
また教授の飼っているおとなしい犬の様子が最近おかしくて鎖で繋がれていることを知ります。
プレスベリ教授が早く戻ったために屋敷で鉢合わせになると、威圧的な態度でホームズに怒鳴ります。
ホームズは犬を繋いでいることを指摘して、その場を退散しました。
可哀想なワトソンはその後遠出させられた挙句、ドラーク商会を調べてきてほしいと言われ、行ったら今度は脅され散々な目に合います。
プレスベリ教授が講義を終えて目線をあげるとホームズがいました。
教授は一旦視線を外し、しばらくしてもう一度目線を戻すともうホームズはいなくなっていました。
教授は何とも言えない表情です。
家に戻ったホームズはレストレード警部がプレスベリ教授からのクレームを伝えます。
そのまま考えを巡らせるホームズの元へワトソンが帰ってきて、詳細を報告します。
するとそこに見知った人物がいることに気が付きます。
夜になってもホームズは寝ずに考えています。
ガウンを着ていて髪をあげてないホームズもかっこいいですね。
新聞に目を通すと、「サル泥棒」の文字が目に入ります。
ホームズはワトソンを大声で起こしました。
動物園でサルが盗まれ、レストレード警部とホームズは現場に駆けつけます。
レストレード警部の気づいていない部分を指摘するとレストレード警部は気まずそうでした。
プレスベリ教授には若い婚約者アリスがいて、秘書のベネット曰く、少しアリスに対する執着が強いのではないかと思うほどだったそうです。
夜に武器を持って、ドラーク商会に侵入すると、男たちに襲われるも返り討ちにします。
そして盗んだサルやゴリラの檻に入れてレストレード警部に連絡します。
男たちは教授に頼まれて動物の体液を小包にして送っていたそうです。
教授の家にたどり着くと、玄関は壊され部屋の中は荒らされているようでした。
庭から音がするので一同が目線をあげると、そこには獣のような雄叫びをあげて木の上を動き回るプレスベリ教授の姿がありました。
木の上で教授が枝に飛び移ったり、枝を折ったりしますが、これが本当に獣のような動きでびっくりしました。
映像が若干スローになっているようですが、それにしても木に飛び移ったり、枝の上で立ったり、どうやって撮影したのだろうと思いました。
獣になってしまった教授は屋敷から走り出します。
すると繋がれていた犬も走り出します。
ホームズたちも後を追います。
ホームズは教授が婚約者だったアリスのもとに向かっているとすぐ分かりました。
教授がアリスの自宅の壁をよじ登り、部屋の窓を割って侵入すると、アリスは慄き、襲い掛かってきた教授を避けるためにドアを開けると、犬が教授に飛びつきました。
ワトソンの早い処置が幸いして教授は一命を取り留めます。
教授は執着していた若くきれいな婚約者だったアリスとの結婚を見据えて、動物の体液を自身に注射して若返りを図っていました。
しかし結局は自身が獣のようになってしまうという失敗に終わりました。

今回の話は医者のドイルが書いたとは思えないなという感じも受けましたが、若返りの方法についてはいつの時代にも所説あるものなので、意外とリアルな感じなのかなと思いました。
今回はびしっと決まったホームズを見ることができて大変楽しかったです。
でも卵の中にタバコを入れるのはやめてほしいですね。。。
確か前にもこういうシーンがあったような気がしますね。
今回は殺人事件も起こらす、しかも手柄はレストレード警部に渡してしまうというホームズらしい回でした。

シャーロック・ホームズの冒険 毎週水曜夜9時~ BSプレミアム

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