2022年4月2日(土)の「ブラタモリ」は浅野里香アナウンサーの最後の回でした。
残念ながらロケではなく、スタジオで構造線の特集をしました。
以下感想とネタバレです。
浅野アナはコロナ禍でロケに行けなかったと話していましたが、スタッフさんから35回のロケがあったと聞くと、結構行ってますねと驚いていました。
今回の解説は愛知教育大学の星博幸教授でした。
この方、以前南紀白浜の回でも解説で登場してくれたそうです。
浅野アナも印象深かったという糸魚川ー静岡構造線や中央構造線はとても反響があったそうで、最後はそのスペシャルでした。
私も特に糸魚川の回はよくおぼえています。
糸魚川ー静岡構造線とその横にあるフォッサマグナがどのようにしてできたかを知ることができました。
タモリさんの名解説を番組で「諏訪解説」と名付けたものです。
ユーラシア大陸から切り離されたとき、それは二つに割れたそうです。
そしてその間のフォッサマグナ(大きな溝)に火山灰や土砂や色んなものが堆積して今の日本ができたそうです。
その西の端が糸魚川ー静岡構造線ということでした。
スタジオではちなみに東側の端はどこにあるかも話していました。
タモリさんはそれがはっきりしていないことはご存じでした。
所説あるそうですが、最近では関東平野を大部分含んだあたりから北上して最後新潟のあたりで西に切れるような感じでその境界線があるのではないかというのが有力だそうです。
タモリさんもこのことはご存じなかったようで、そういうことになっているんだと感心していました。
次に中央構造線の話になりました。
タモリさんが林田アナと訪れた鳴門の回で中央構造線の話が出てきて、タモリさんは初の中央構造線ということでテンションが上がっていました。
すこし盛り上がっているという話をしていました。
するとスタジオでは中央構造線の成り立ちについて所説あるとのことですが、それを実験で解説してくれることになりました。
ちなみにこの中央構造線についてもタモリさんが解説した鳴門解説が出てきました。
その中で中央構造線の成り立ちはよく分かっていない、と解説しています。
本当、タモリさんすごいです。
スタジオでは布に4つの紙箱を用意して解説してくれます。
最初はユーラシア大陸にくっついている頃に、先の部分が横ずれして中央構造線になったという説です。
するとスタッフさんが4つの紙箱を入れ替えてしまいました。
タモリさんは驚いて驚いて、「地層はそんな風には動かない」と戸惑うと、スタッフさんから「段取りです」と声がかかりました。
それでようやくタモリさんも落ち着きを取り戻しました。
確かに急になんだ?と思いましたけどね。
中央構造線のもう一つの説はユーラシア大陸から切り離されたあと、瀬戸内海側の地層が盛り上がって中央構造線になったという説です。
この二つの説はどちらも有力ということで、地理の教科書に載ると星教授が話していました。
まだまだ謎は残るんですね。
それが面白いところなんでしょうね。
浅野アナに最後にタモリさんが振ると、浅野アナは涙ぐんでしまいました。
勉強では知りえなかったことが知れて楽しかったというと、タモリさんはロケ先での笑顔がすごくよかった、旅好きだねと言っていました。
浅野アナは2年間ということで、前の林田アナもそれぐらいだったような気がします。
本当にあっという間ですね。
次回予告では新しい野口アナウンサーとの告知でした。
大名屋敷だそうです。江戸時代の。
これは楽しそうですね。
ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合
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