ウチ、断捨離しました! リバウンド 旧家

ウチ、断捨離しました! リバウンド 旧家 テレビ

2022年5月16日(月)の「ウチ、断捨離しました!」は「リバウンド&旧家の大ピンチ 二人三脚で乗り越えろ!」でした。
以下、感想とネタバレです。



茨城県守谷市に住む61歳の女性が依頼人でした。
実はこの方、1年前にこの番組に登場して家がキレイになったのですが、リバウンドしてしまったそうです。
1年前に訪れた時は、広い一軒家に一人暮らしというのにたくさんのものがある状態でした。
保険の外交員として働いていて、忙しくしているようです。
その当時は寒い時期で朝温めた食事を部屋が温まりにくいという理由で二階の敷きっぱなしの布団の上で食べるという生活を送っていました。
でもこのような生活になったのには理由がありました。
ご主人が若くして脳出血で倒れ13年間介護をしたそうです。
病気になってから、どんどん荷物が増えたそうです。
ご主人はそんな大変な中お仕事をされて1年半前に亡くなったそうです。
そういう中奥さんは自分もいつ亡くなるか分からないから、きちんと片付けないと子供たちが困るなあという気持ちから断捨離を決意したそうです。
家を訪れたヤマシタさんはいつになく強い口調で
こんなところで寝てるの!
そう言って危機感を持ってもらうようにしていました。
息子さんの手を借りて、まずは寝室を片付けると1日ですごくキレイになりました。
すると奥さんは
「なくてもいいんだ。」
とスッキリした様子でした。
前回の断捨離を通じて分かってきたのは奥さんの不思議なキャラクターでした。
というのも断捨離中あらぬ方向に行ってしまうのです。
クモ退治のスプレーを見つけると、クモ退治をしてみたり、庭に使う土を見つけるとそのまま庭にまきに行ったりしていました。
息子さんはよく分かっているようで、いつもあんな感じだと笑っていました。
その後子ども達が参加して、一気に断捨離がすすみました。
玄関先にはものすごい量のゴミが出ていました。
衣装ボックスのようなものが高く積まれていました。
キッチンやリビング一杯に置かれていたものが断捨離され、本当に何もないぐらいにキレイになりました。
奥さんも新築のときに蘇ったようだと嬉しそうに話していました。
しかし。
1年後に訪れると見事にリバウンドしていました。
今は一階だけで生活しているそうで、また二階から自分のバッグなどを降ろして床に置いてしまい、とにかく床に色んなものが置いてある状態でした。
つい置いちゃって、また今度使うからいいやとか言ってね
と悪びれず笑顔で話してくれます。
前回キレイにしたベッドルームも、色んなものが置かれている状態になっていました。
やはり二階から生活必需品を持ってきたのが原因のようです。
大きなテレビを小さな台に置いてるのは危ないなと思いました。
奥さんは早くに夫を亡くしたしっかりした倹約家の母に育てられたことで、物を捨てるのが苦手ということでした。
また奥さんは現在仕事帰りに孫のところに寄って自宅に戻るのは9時か10時ということで家にいない時間が長いそうです。
というのも去年長女さんが出産したそうで、平日は仕事帰りに孫のお世話のお手伝いに行っていて忙しいそうです。
本人曰く
「なにか一つやるにしてもすごく時間がかかっちゃう」
結局途中で疲れてそのままになってしまうそうです。
ヤマシタさんは今回小林トレーナーも連れてお宅にやってきました。
家に入って中を見るなり
「おおーどうなっちゃったのこれ?」
と言わずにはいられないようでした。
ヤマシタさんは奥さんに
「あれはスタートだったよね?(前回の断捨離の後)」
「スタートしてそのまま」
元の木阿弥状態でヤマシタさんもショックな様子です。
ヤマシタさんは原因が自身の忙しさにあることは理解しつつも
自分の世話をしていないということだよ
 全然自分を大事にしていない

部屋は掃除をしていないので、隅にほこりが溜まっている状態なのを見て、ヤマシタさんは掃除ができない理由は物の多さであることを指摘します。
ヤマシタさんは奥さんにちゃんと変えたい意思があることを確認して、今回はお風呂の断捨離をしてリバウンド断捨離を開始しました。
しかしお風呂の掃除以前にお風呂にあるべきものではないものがいくつもありました。
まず植物です。
なぜか植木が2つも置いてあります。
しかもトレイに入った土もあります。
またタッパーの入った大きなタッパーも出てきました。
洗おうとして忘れたらしく、このタッパーは人にあげようかなと考えたそうです。
するとヤマシタさんが
そういう暇あるの?人のこと考えるより自分のことでしょ
と語気を強めて言いました。
ヤマシタさんはこの奥さんは片付けが苦手以前に優先順位をつけることが苦手だと指摘しました。
奥さんはお風呂場の棚を片付けながら、どうすればいいのか分からない様子でいると、小林トレーナーが助け船を出しました。
お風呂の中に突っ張り棒がしてあって、それを取ってみませんかと提案しました。
いやすごいものが入ってましたね。
取るとスッキリした空間をみてお風呂の掃除を始めました。
ヤマシタさんが洗面所をきれいにしてくれています。
お風呂がキレイになると奥さんもすっきりした様子で、物があると掃除しにくいから掃除しないというヤマシタさんの言葉に耳を傾けていました。
リビングでヤマシタさんが「ご苦労様でした」と声をかけるも小林トレーナーは上の空の様子でヤマシタさんに肩を叩かれて初めて我に返った様子でした。
お掃除ロボットを走らせるのが目標になったようでした。
翌日も小林トレーナーがやってきてお手伝いです。
お風呂がキレイになったことで、断捨離の成果を実感した様子の奥さんに対して、自分で考えてほしい小林トレーナーは質問をすることに徹します。
お掃除ロボットを走らせるためには荷物を置かないことが大事だと答えたのを聞いて、とりあえず床にあるものでたくさんあると思われるバッグを一か所に集めます。
すると20個もあります。
でも本人曰く用途があるようで、その中にものを入れっぱなしにしているそうです。
小林トレーナーは自分も面倒くさがりだから簡単に片づけたい、そのためにはものを減らすのが一番だといいます。
片付けが得意じゃないのに物がいっぱいあるから大変なことになっている
その通りですね。
小林トレーナーもかつては片付けられない人だったそうで、50歳を機に断捨離を始め、大幅に物を減らすことで片付いた空間を手に入れたそうです。
だからこの奥さんの気持ちがよく分かるようで、しばらく話をしていると、奥さんがボロくなったバッグやただの物入れとして使っていたバッグを断捨離しました。
すると半分程度に減ったので、今度は寝室の入り口にバッグ置き場を作ろうということになりました。
まず今置いてあるものをどかして断捨離します。
残すものを受け取った奥さんはその場で物をしまいたい場所にしまっていきます。
その断捨離が済むとどう置いたらいいか奥さんに考えてもらいます。
すると台があればいいと言うので、何かないか二階に探しに行くとありました。
それを並べて、即席の台を作りました。
そしてとりあえず帰ったらバッグはここに置いたらいいですよとアドバイスしました。
奥さんもそれならできるという感じでした。
その後も寄り添いながら片付けをしていると、夫と旅行に行く話をしていたが、夫は亡くなってしまったので、今は旅行したいというより、家でゆっくりしたいと話しました。
そうですよね、一緒に行きたかった人がいないのに旅行したいとは思えませんよね。
ずっと忙しく仕事をしてきたし、そろそろ自分のためにゆっくりしたいという気持ちも分かります。
リバウンド断捨離は2日で終わり、またキレイな空間になりました。
最後にお掃除ロボットを動かすと、ちゃんと動いています。
よかったですね。
仕事はそろそろ終わるだろうから、孫のお世話も大事ですが、まずは自分を大事にして、それから余力があればお手伝いでいいと思いました。
小林トレーナーはそうとうこの奥さんとは話をしたようで、不思議な空気を持つ奥さんもそれはよかったのではないかと思います。

もう一軒はリバウンドではなく、断捨離に出会って変わった人が登場しましたが、すごいお宅でした。
東京郊外にある130年以上続く旧家で家が建てられたのは明治時代ということです
お庭もすごい日本庭園です。
これ、本当に東京ですか?
現在61歳のかまたきみこさんは14代目というご主人と結婚して以来、お姑さんと一緒に家を守ってきたそうです。
旧家の嫁という重圧に縛られてきたそうで、家の中には代々受け継がれてきた大量のものがあったそうです。
子育てがひと段落ついた50歳の時にヤマシタさんの本に出会い、断捨離を始め、セミナーにも参加して、ヤマシタさんのアドバイスをもらうようになったそうです。
ヤマシタさんがお宅を訪ねて、その当時の話をすることになりました。
まずはリノベーションしたお宅を見ていると、お風呂は8年前まで薪だったと言う話をしました。
ヤマシタさんがよく頑張ったと感心していました。
ヤマシタさんはきみこさんは旧家としての家や家風に縛られていたというとその当時はそれにも気づいていなかったときみこさんは言います。
一度だけメールでどうしたらいいか分からないと連絡があり、今戦わなくてどうするのと答えたことを覚えているとヤマシタさんが言いました。
それまでは何も考えずにやっていたことを考えるようになったときみこさんは話しました。
そんなきみこさんに夫は寄り添ってくれたそうです。
転機になったのは家の傷みが激しくなって行うことになった旧家の大規模リノベーションでした。
なんと2年かけたそうです。
写真を見ると家を上げて、下に何か基礎をやっているようです。
その判断をご主人はきみこさんに託したそうです。
きみこさんは自分なりによく考えてリノベーションをしたそうです。
宮大工さんも入ったそうで、だからさすがの仕上がりです。
キッチンの床の下から大正時代の食器が出てきたそうで、きみこさん好みの青い色で染色された食器でした。
今では普段使いに使っているそうです。
シックで細かい模様が素敵ですね。
きみこさんのご主人がヤマシタさんに手紙を書いたときみこさんが言いました。
少し個性的な字で封筒には車のスタンプが押してあり、便箋もおしゃれでした。
自分の家は旧家だが、大規模なリノベーションでようやく現代の生活に追いつくことができた、リノベーションが成功したのは奥さんが実践した断捨離があったからこそだと感謝しています、捨てるわけにはいかないものもあるが、これからも自分なりの断捨離を続行していきたいとありました。
「これがすべてじゃない?」
きみこさんはちょっと涙ぐんでいるように見えました。
一緒に歩んでくれる人がいる それが断捨離の秘訣ですね
という平泉成さんのナレーションで終わりました。

二軒目のお宅は過去最高の立派さだったと思いますが、色んな苦労があったんだろうなと思います。
しかしご主人が理解があって味方になってもらえて頑張れたんだなあと思いました。
一軒目の奥さんはまずは自分を大事にしてもらって、キレイをキープする生活習慣を身につけて、ゆっくりしてから、他の人を助けたらそれで充分かなと思いました。

ウチ、断捨離しました! 毎週月曜夜8時~ BS-TBS

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