ブラタモリ 京都 鴨川

ブラタモリ 京都 鴨川 テレビ

2022年6月18日(土)の「ブラタモリ」は「京都・鴨川をたどれば京都が分かる!?」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

もう何回目の京都でしょうか。
でも昔は都があった場所だけにネタはたくさんあるってことなんでしょうね。
今回はお天気もよく、北の貴船ではトレンチコートを羽織っていたタモリさんも、鴨川あたりまで下ってきたら、コートは脱いでましたね。
気温に差があると話していましたが、確かにそう思います。

タモテバコ
川をたどれば京都が分かる!?

今回の案内人
京都町歩き団体主宰 以倉敬之さん(「京都・清水寺」「京都御所」の回に続き3回目)
貴船神社 宮司 高井大輔さん
上賀茂神社 権禰宜 中野瑞己さん
加茂県主同族会 理事長 加茂潤(堀川潤)さん
関西大学(環境都市工学)林倫子さん

タモリさんの移動ルート
①貴船(きぶね)の川床
➁貴船神社(きふねじんじゃ)
➂上賀茂神社~社家町
④鴨川沿い
⑤高瀬川
⑥高瀬川とみそそぎ川の分岐点

今回は貴船川(きぶねがわ)→鞍馬川→賀茂川→鴨川と違う名前がついているもののひとつの川をたどる回です。

京都の北の貴船神社(きふねじんじゃ)で有名な貴船(きぶね)です。
貴船という名前は濁点がついたりつかなかったりします。
貴船神社(きふねじんじゃ)は水が濁らないようにということで、きふねと呼ぶそうです。

上賀茂神社(世界文化遺産)
正式名は加茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)。
京都に平安京ができる前から存在している。
1500年前の飛鳥時代には前加茂神社という名前で社が造営されていた。

上賀茂神社では古代よりこの地域を治めていた豪族の加茂氏の末裔が登場しました。
「加茂県主同族会」には現在末裔の人が450人ほどいるそうです。
結構多いですね。
賀茂川流域を治める加茂氏から「賀茂川」となったそうです。
加茂氏は社家(しゃけ)「神社に奉仕する神職の家系」を務めていたそうです。
江戸時代までは加茂氏が神職を務めていたそうです。
加茂氏に受け継がれる神事が馬を2頭競わせて走るというものでした。

加茂競馬(かもくらべうま)
毎年5月5日に上賀茂神社で開催。
来年で930年を迎える伝統神事。
五穀豊穣を願った神事。
平安時代の宮中の行事であったものを加茂氏が引き継いだ。

上賀茂神社の境内を流れる川は山からの水に賀茂川から引いた水が合流していました。
加茂氏が自分たちが住む上賀茂神社の横の社家町まで禊のための水を引くための水路が上賀茂神社を通っていたということです。
タモリさんが訪れた日は年に一度の大掃除ということで取水制限がされ、水がほとんどない状態でした。
とてもレアだと案内人の林先生も言っていました。
社家町で禊に使われた水は下流では米や野菜を作るための農業用水となりました。
平安京ができるとそちらにも水を供給し、加茂氏が賀茂川の水の設計・製作・施工・管理をしていたということでした。
そうしてできたのが京野菜である加茂なすすぐきです。

賀茂川高野川と合流して鴨川になります。
でも河川法上は全部鴨川ということでした。そうなんですね!

鴨川から水を引き込んだ高瀬川にあった堀は船着き場の痕跡でした。
高瀬川はその後鴨川に合流して横切り、京都の南を流れる淀川に合流しています。
江戸時代のはじめから300年に渡り、内陸の京都と港町の大阪を結ぶ重要な物流の大動脈でした。
高瀬川はある豪商が私財を投じてつくったものでした。
川の起点に屋敷を作り管理していて、現在は料亭になっています。

角倉了以(すみのくらりょうい)
京都の豪商。
現在のお金にして150億以上の私財を投じ、息子とともに高瀬川を開削。
通行料をとったため費用は回収できた。

鴨川から高瀬川に流れる支流は2つに分かれており、ひとつは高瀬川、もうひとつはみそそぎ川と呼ばれます。
みそそぎ川は昭和の前期に作られ、鴨川納涼床のために作られたそうです。

鴨川納涼床
毎年5月~9月に川沿いの飲食店からみそそぎ川に張り出すように設けられる

実は江戸時代後期から明治初頭では鴨川は今より川幅が広く、至る所で納涼床が楽しまれていました。
しかし川の氾濫を抑えるため真ん中を深く掘り下げると納涼床を作っても水辺が遠くなったことから、飲食店が京都府に陳情してみそそぎ川ができました。
名目上は「高瀬川の余分な水を吐くための余水吐」としたそうです。
ウマいこと考えましたね。

鴨川の水はかつては禊や農業、その後水運や風情として重要だったということでした。
最後にタモリさんが話した鴨川の水を「しゃぶりつくす」という表現は野口アナの失言?をいじっています。
賀茂川で加茂氏の話をしているときに
野口アナ「しゃぶりつくすまで川と水を利用しているんですね。」
タモリさん「しゃぶりつくすまで?一滴残らずでしょ?」

確かにちょっと表現が適切ではなかったかも。
野口アナが京都の人に怒られないか心配していました。

タモリさんの衣装
・ベージュのトレンチコート
・バーミリオン色の丸首ニット
・細目の赤いストライプのシャツ
・濃紺のパンツ
・黒いスウェードの靴

今回のランチ
今回はランチの写真はありませんでした

ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合

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