シャーロック・ホームズの冒険 金縁の鼻眼鏡

シャーロック・ホームズの冒険 金縁の鼻眼鏡 ドラマ

シャーロック・ホームズの冒険」の「金縁の鼻眼鏡」を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

冒頭ホームズは兄のマイクロフトと古文書について話し込んでいます。
そこにホプキンズ警部が現れます。
雨でびしょ濡れのレインコートとレインシューズをワトソンさんに預けます。
興味深いのがレインコートもコートと見間違えるような黒で、靴も普通の革靴の上から履くレインシューズのようなものを履いていました。
当時の男性の標準ファッションでしょうか

今回の事件の概要
ある教授の秘書のスミスが首を刺されて殺害される。
手に握っていたのは金縁の鼻眼鏡だった。
声を聞いて駆けつけたメイドに「先生、あの女です」と言い残した。
侵入者がいたことは庭の芝の様子からわかるが、雨で詳細は不明だった。

ホプキンズ警部が担当の事件ですが、被害者の秘書をしていたスミスは殺害される理由が見つからく、お手上げだったのでホームズに事件について相談したということでした。

鼻眼鏡を見て身体的特徴を推理したマイクロフトにホプキンズ警部は驚いています。
ホームズもちょっと嬉しそうでしたね。

ホームズが気づいた事件のヒント
・教授の仕事部屋の手紙を入れるテーブルの鍵穴の傷
・スミスが書いたメモ「アビー 7ー30」
・メイドの証言で裏口から侵入者が出た様子がない
・事件があった部屋から裏口へ出る道も教授の部屋へ出る道も同じような設えである
・書斎にあった小さな足跡

マイクロフトが気づいた事件のヒント
・スミスが書いたメモは女性活動家アビゲール・クロスビーの演説の時間
・教授の寝室に嗅ぎタバコを落としておいた

ホプキンズ警部が気づいた事件のヒント
・女性活動家の演説会でメイドのスーザンを発見、スミスがアビゲールに結婚を申し込む関係だったことを聞き出す

今回は冒頭の騒乱といい森の中で屋敷の様子を伺う不審な男がいます。

ホームズが暴いた事件の全貌
ホームズは教授の部屋の隠し扉の奥に犯人がいることを暴きます。
眼鏡がないとほぼ何も見えない犯人は遠くに行っていないことと推測しました。
また犯人はスミスを殺すつもりはなく、夢中で手に触れたものを相手に振りかざしたら不幸にも相手が死んでしまったと推測しました。

事件の真相
スミスを殺害したのは教授の妻のアンナでした。
教授はロシアで活動していましたが、妻や仲間を売って得たお金でイギリスで生活していました。
アンナは長いシベリア抑留のあと、自分の兄の無実を証明する手紙を教授から取り返すために教授を行方を追っていました。
スミスにはたまたま当日道を聞いていました。
教授の書斎で手紙を探しているとスミスに見つかり、手に触ったものをスミスに振り落とし、鼻眼鏡を無くします。
眼鏡がないとほぼ見えないアンナは間違えて教授の部屋に逃げてしまいました。
教授はアンナを隠しほとぼりが冷めたら逃がすつもりでした。

教授は必死に訴えるアンナから手紙を奪おうとしたり、最後まで生き抜くことに執着し、アンナへの態度もひどいものでした。
しかし最後は外から様子を伺っていた男が侵入し、殺されました。
体が不自由だった教授には、もうどうすることもできませんでした。

今回はマイクロフトのキレっぷりとホームズのコミュニケーション能力が垣間見える面白いお話でした。

シャーロック・ホームズの冒険

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