にっぽん百低山 姫神山 岩手

テレビ

2022年10月12日(水)の「にっぽん百低山」は「姫神山・岩手」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

今回の山は岩手県盛岡市の旧渋民村にある姫神山でした。
姫神山は石川啄木の故郷にあり、啄木が歌に詠んだ山です。

ふるさとの山に向ひて言うことなし ふるさとの山はありがたきかな
                          「一握の砂」より
今日ひょいと山が恋しくて山に来ぬ。去年腰掛けし石を探すかな。
                          「悲しき玩具」より

姫神山はその山容が美しく、古来女神が住むとされ信仰された霊山でした。
類さんは啄木が腰掛けたという石を探したいと伊藤さんに話していました。
果たして、見つけられるのでしょうか。

今回の山:姫神山(標高1124メートル)
今回のゲスト:伊藤歩さん(俳優)
今回のルート:一本杉~ざんげ坂~五合目(広葉樹の森)~カエル石~ゴール

一本杉は神域となる目印
いきなり鬱蒼とした杉林に入っていきました。
類さんは石を見つけますが、大きすぎるし腰掛けるような形でもありませんでした。
参詣者は一本杉で新しいわらじに履き替えたそうです。
樹齢からして啄木もおそらくこの一本杉を見ていたと思うと感慨もひとしおですね。

ざんげ坂は難所
急な斜面に300段もの階段が続いています💦
類さんがざんげします。山に登る前はお酒を抜くのが作法?だそうですが、前日ちょっとだけ飲むつもりが飲まれてしまったそうです。
登りながら松茸がないかなと探す類さんでしたが、肝心の啄木が腰掛けたという石を探すことを忘れていました。

石川啄木の生涯
姫神山のふもとにある常光寺に生まれ、体は弱かったものの、姫神山麓の自然に囲まれ、豊かな感性を育みました。
16歳の時、文学者として身を立てようと上京します。しかし東京での生活は困窮を極めます。
そんな啄木にとってふるさとの山や川は自身を癒すものでした。
帰りたくても帰れない思いを詠んだ詩が人々の心をうちます。

ほとんど岩登り状態に・・・
もともと傾斜はきつめだったと思いますが、とうとう岩がごろごろ出てきて、大きな岩を乗り越えていななくてはいけない状態になってきました💦
霧も出てきたので二人とも上着を羽織ります。
伊藤さんの上着はブルーで天候が悪いときでもよく映えますね。
カエル岩笠岩といった大きな奇岩も霧の中で一瞬分からない感じでした。
花こう岩がそうですが、しかし大きいですね!

啄木が腰掛けた岩を発見?
山頂近くに見晴らしのいい場所があり、そこにあった岩が大きいのですが、ちょうど腰掛けるのによさそうな岩でした。
天気が良ければ岩木山がよくみえるそうです。
足元が怖そうですが。
景色の良さから類さん達はここに啄木は腰掛けたんだろうと勝手に判断していました。
山頂は岩が多くて、風も強くて、類さんの眼鏡が曇っていました。
ちょっと寒そうですね。

下山の後のお楽しみ:居酒屋 桑
地酒のおとも:ひっつみ汁(岩手の郷土料理)

今回はとても寒かったと思うので、こういう温かい料理は沁みますね。
類さん曰く自分がもしかしたら一番苦しかった時期に山に救われたので、啄木の歌がよく分かるそうです。
そうだったんですね。

今日の一句 啄木の 石を思へど 霧の中 吉田類

にっぽん百低山 毎週水曜昼0時20分~ NHK総合

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