プロフェッショナル 心臓外科

プロフェッショナル 心臓外科 テレビ

2023年7月26日(水)のプロフェッショナル 仕事の流儀」
託された道を、まっすぐに~小児心臓外科医 山岸正明でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

100人に1人の新生児に現れるといわれる

「先天性心疾患」に対峙するのは
かつて心臓病で弟を亡くした
小児心臓外科医・山岸正明さん(66歳)。
人を救うことに生涯をかけた医師の物語。

奈良県立医科大学付属病院センター長(奈良県橿原市)
・先天性心疾患は症例が多岐にわたり、教科書通りの手術が難しい
・京都府立医科大学付属病院、福井心臓血圧センターでも手術をしている


<2歳の男の子のケース>
・生まれつき心臓の内部に穴がある
・主要な動脈が狭まる狭窄が起きている
・弁が固くなっていて血圧が高い
【手術の内容】
・人工心肺をつけ、心臓を止めるも、途中からは心臓が動いたまま手術
・穴をすぐみつけふさぐ
・狭窄部分を切り取る
・自己心膜(切り取っても影響がない)で血管を作る
→自己心膜は血管とつなげると再生する可能性があり、

普通は人工血管だが敢えて手間のかかることをする
・縫い幅を0・5ミリ単位で変えながら自然なふくらみになるよう縫合

『未来を、視る』
自分のものを最大限に利用する
→小児の場合は体が成長するのでそれに合わせる必要がある

心臓は立体で血液が流れる場所なのでうまく立体をつくる必要がある
執念みたいなものがある


<2歳女の子のケース>
・無脾症(心臓の左側の構成要素がない)、本来4つあるはずが2つしかない
・肺動脈が心臓に繋がっていない
・3度の段階的な手術で今回が3回目
・肺に十分な血液を送ることができず生まれてからずっと酸素吸入している
【手術の内容】
・最深部にあるふんこう口を7ミリ切開(以前は狭かったが今回は将来のために広げる)
・肺に血液を送り込むう回路を形成
→酸素吸入度が上がり酸素吸入器がいらないレベルになった

『恐れを超えて、踏み込む』
そのほうがその子の人生にとっていいのであれば踏み込むべき
技術的なことや勉強不足は許されない、やれることは絶対やる

小児心臓外科医は月滅危惧種
・全国で130人ほど
・一人前になるのに時間がかかる(なれるかどうかもわからない)
・色んなトレーニングを考えて医師を育てている

<山岸さんのこれまで>
・弟さんを先天性心疾患でなくす
・小児心臓外科医として努力し39歳で執刀責任者となる
・着任直後生後まもない子どもの手術があった
・胸を開くと繋ぐべき肺静脈がなく

なんとか血管を見つけてつないだが
うまくいかず術後亡くなった(当時の技術では手立てがなかった)
・亡くなった命と家族はそこで止まってしまうことを忘れてはいけない
・治療困難とされる症例に新たな術式を生み出した

→開発した術式20以上
 ・ハーフターン手術
 ・ダブルデッカー法など

<0歳の女の子のケース>
・心臓と肺をつなぐ血管が存在しない
・周囲に無数に広がった血管が極めて細く、3つの病院で手術不能とされた
【手術の方法】
・延命処置をしながら枝分かれした血管に投薬を続け処置できる太さに育つのを待つ
・10か月後処置できる太さになり、その血管をつないだ
→現在元気に生活し、運動もできている


<8歳の女の子のケース>
・大動脈と肺動脈が繋がっているので安定的に血液を送ることができない
・今まで2本の動脈を作り日常生活を送れるようにした
・術後6年自己心膜で作った動脈の弁がうまく機能していない
【手術の方法】
・人工心肺を使い心臓を止める
・以前より太くなった大動脈を一部切り離す
・弁の形成の前に大動脈壁を使い血管の口径を広げる
・新たな弁を形成

最初から一外科医になりたくて、最後も一外科医で終わりたいと思っている

プロフェッショナルとは、
既存のものに囚われないで、一歩踏み込んで、
さらに一歩踏み込んで
最良のものを目指す
妥協しないで創意工夫する
それがプロフェッショナルだと思います。

★★★★★★★★★★★
山岸先生の終始謙虚な姿勢に感動しました。
血管がなかったり繋がっていないなど

多種多様な症例があることも初めて知りました。
子どものために、将来のために、

今手術するという先生の姿勢はすごいの一言でした。

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