2023年5月12日(金)の「チコちゃんに叱られる!」は「5月ってサイコー!ハイキング行ってやまびこ聴いたり海で波の音も聴きたいけれど、いちばんは君の声が聴きたいスペシャル」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
チコちゃんの番組のテーマは「あなたはボーっと生きてる?素朴なギモンと向き合う番組」なんですよね。
今回は「君の声が聴きたい」プロジェクトとコラボなんでしょうか、プロジェクトメンバーの内村さんがゲストにいます。
ゲスト:内村光良さん、佐藤栞里さん、宮野真守さん
チコちゃん的には内村さんはお笑い第3世代だそうです。
今回は特別企画「どうする岡村!?」が並行であります。
岡村さんのリアクションを当てるクイズです。
<第1問>岡村さんの席だけ雨漏りが!どうする岡村!?
正解:①「水が落ちてきた」と言う
<第2問>VTRに岡村さんのマネージャーさんが登場!どうする岡村!?
正解:①「マネージャーだ」と言う
<第3問>岡村さんの頭の上にタライが!どうする岡村!?
正解:➂気づかない
Q、なんで学校で教室の掃除をするの?
A、チューラパンタカみたいになってほしいから
現在、教室の掃除を子どもが行っている国はほんの数か国だけです。
日本の学校で掃除が広まったのは室町時代、当時は学校というのはお寺のことで、読み書きや仏教の教えを通じて人の道を説く道徳が教えられていた。そのお経の中によい行いや教訓について書かれており、そこに登場するのがお釈迦様の弟子であるチューラパンタカ(阿羅漢という悟りを開いた仏教修行者の最高位になった人物)だった。
チューラパンタカの逸話から仏教では掃除が修行のひとつとなり、それがお寺の学校で取り入れられ子ども達が掃除をするようになった。
チューラパンタカの逸話は「まんがインド昔ばなし」で説明がありました。
ナレーションから出演者の声が、市原悦子さん風、えなりかずき風、大竹しのぶ風、美輪明宏風をこなす清水ミチコさんの声が面白すぎて、ストーリーが頭に入ってきません💦
<ストーリー>
チューラパンタカには立派な兄がいましたが、本人はお経も覚えられないダメダメな人間でした。とうとう兄に実家に帰るよう説得され泣いていると、お釈迦様が現れ、チューラパンタカがもう家に帰ろうと思うと話すと一本のほうきを渡し、「塵を払い、垢を除かん」という言葉を唱えながらお寺を掃除するよう言われました。
一心に掃除すること3年、チューラパンタカは気づきます。
毎日掃除しても塵や垢はなくならない、これは心の塵と同じで、どんなにキレイにしても心に塵や垢は出てくるから、毎日心を磨き続けなければならないのだと。
結果としてチューラパンタカは他の人のお手本となるような立派な人物になりました。
Q、どうして人間だけが絵を描けるの?
A、人間だけが言葉を使うから
人間は絵を描きたいとき、特徴を言葉で思い出し、イメージを作って絵を描くことができます。言葉でイメージして絵を描けるのは人間だけだそうです。
人に一番近いチンパンジーは絵筆を持って何かを描くことはできるが、何かを描くことはできず、チンパンジーに、片目がないチンパンジーの絵に目をいれることができるかの実験をしましたが、目を入れることはできませんでした。
人間に対しても同様の実験を行うと、まだ話せない1歳5か月の子どもでは目をいれることができなかったが、言葉を覚え話し始める3歳6か月の子どもは目を入れることができました。
このように言葉を覚え知識が増えると、その形の絵を描くことができるようになります。
<仮説>ことばに詳しい人は絵がうまい
言語学者金田一秀穂先生、日本語学者米川明彦先生、民俗学者新谷尚紀先生にムーミンを描いてもらいましたが、結果はえらいことに・・・
<結論>絵を描くにはちゃんと見ないといけない、言葉を読み取ることができれば支障なく生活できるので、あまりものをみていない、ことばの専門家と絵の上手さは関係ない
Q、なんで桜の咲く日がわかるの?
A、答えが23.8になる魔法の計算式があるから
桜は春に花を咲かせ、葉の後に7月8月には花芽が出て、いつでも咲ける状態になっていますが、このままいくと咲いた花が冬の寒さを乗り越えられないため、秋の終わりから成長を抑えるホルモンが出て眠りにつきますが、真冬の寒さで目を覚まし(休眠打破)、だんだんと暖かくなっていく中で成長し花を咲かせます。
寒さで目が覚めてから気温15度の温かさが23.8日分必要ということで、それを数値化した式があります。その式に毎日の気温と気象庁から発表される予想気温を当てはめると桜の開花日が予測できるそうです。
検証では3月28日の「ニッポン今つないでみたら?」という生放送の番組で満開の桜を紹介したいということで、気象会社に協力してもらい桜の満開の場所を予測してもらいました。データが変われば予測も変わってしまいますが、結果的にNHKの読みがあたり、見事満開の桜を中継することができました。
Q、なんで赤ちゃんを抱っこして歩くと泣き止むの?
A、自分とパパ、ママの命を守るため
かつて人類は危険と隣り合わせであり、敵から逃げるときに泣いていたり暴れたりすると命の危険があるので、抱っこされると泣き止んでおとなしくなるのです。
だっこして逃げる時おとなしくなる習性が本能として残っているそうです。
ちなみに赤ちゃんを抱っこからおろすとなく「背中スイッチ」はあるのかという問いに専門家はスイッチは背中ではなくおなかだと教えてくれました。
おなかから話した瞬間にあかちゃんの心拍が上がるデータがあります。
赤ちゃんを放すのは眠り始めて眠りが深くなる8分ほど経ってから寝かせるほうがいいそうです。
★★★★★★★★★★★★
とてもためになる話ばかりでしたが、何と言っても清水ミチコさんが演じる市原悦子さんと美輪明宏さんが最高でした。またやってほしいです!
チコちゃんに叱られる! 毎週金曜夜7時57分~ NHK総合
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