にっぽん百低山 選 貫山 福岡

にっぽん百低山 選 貫山 福岡 テレビ

2025年2月7日(金)のにっぽん百低山 貫山・福岡でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

初回放送日:2022年3月11日
場所:福岡県北九州市
今回登る山貫山ぬきさん(標高712メートル)
今回のゲスト:板谷由夏さん(俳優)
今回のルート:平尾台~キス岩~羊群原~山頂


登山がスタートするも
今までの登山とは違い木が一本もない草原の中、整備された道を歩いていきます。
なだらかな台地は所どころくぼんでいて、雄大な景色が広がっています。
この場所は天然記念物『平尾台』といい、
南北6キロ、東西2キロにわたって
ススキ野原が広がっています


登山道に入ってもススキ野原
登山道に入ったので道は細く土の道になりましたが、相変わらずススキ野原で

周りがよく見えます。
類さんはこのようなススキの山は初めて登るそうです。
するとススキの間から岩が見える場所に出てきました。
『キス岩』『ド根性の木』と名付けられたユニークな形の岩がありました。


岩の正体とススキ野原のワケ
この場所にある岩は石灰岩で他の地域にあるものに比べ粒が大きいため、

風や雨の浸食の影響で丸みを帯びているそうです。
ススキ野原から見える石灰岩は地下で繋がっているそうです。
ドリーネ(すり鉢状のくぼ地)は石灰岩の隙間を雨水が流れることで、

徐々に溶けすり鉢状のくぼ地ができ、さらに水は地下に流れ込んで
鍾乳洞になるそうで、鍾乳洞は地下に200以上あるそうです。

江戸から昭和にかけてこの地は屋根に使ったり牛の飼料となる生活に欠かせない

カヤを育てるカヤ場で、麓の人々は春になると野焼きをして草原を
守り続けてきました。
野焼きは現在でも景観維持のため続けられているそうです。
野焼きを終えた山肌は一面岩だらけでこの場所が巨大な一枚岩の石灰岩だということがよくわかりました。

本当に羊のような岩
羊群原ようぐんばるは本当に羊がたくさん群れているような形をしています。
そのすぐそばに登山道があり二人は本当に羊の間を抜けていくようです。
登山道といっても細い道があるだけで、羊に囲まれているようです。


いよいよ本格的な登山開始
羊群原を抜けると急登が始まりました。
景色は変わらずですが、相当な傾斜を延々と登っている感じです。
類さんは細かいピッチでどんどん登っていきますが、それでもなかなか終わりが

見えませんでした。
板谷さんが振り返るとものすごい絶景が広がっていました。
ドリーネが遥か遠くにくっきりと見えました。
20分ほどで急登は終わりました。

山頂はススキ野原の真ん中に
急登が終わった後も結構キツイ登りが続き山頂までたどり着きました。
ススキ野原が茂っていますが、山頂エリアはキレイに刈り取られていました。
眼下には北九州の町が広がっていました。適度に近くて町がよく見えました。
今回はコロナ禍だったこともあり、ハイタッチはありませんでした。

下山の後のお楽しみ:店名わからず
日本酒で乾杯の後は周防灘で獲れたお刺身と郷土料理のぬか炊きをいただきます。
ぬか炊きは醤油やみりんと一緒にイワシやサバなどの青魚をぬか漬け用のぬか床で

炊いたものです。
味噌漬けのような感じに見えました、すごくおいしそうでした。

今日の一句  接吻も 魔法は解けぬ 枯野かな  吉田類

★★★★★★★★★★★★★★
今回は傑作選でしたが、この景色は確かに雄大で再放送で見る価値がありました。
山なのに木は生えていないのは石灰岩の山だったからなんですね。
春に野焼きをするのに夏には緑が一面に広がる景色は圧巻でした。
どの季節にきても感動すること間違いなしですね。

にっぽん百低山 毎週金曜午後5時半~ NHK-BS

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