NHKスペシャル 大谷翔平 2022

NHKスペシャル 大谷翔平 2022 テレビ

2022年11月12日(土)の「NHKスペシャル」「メージャーリーガー大谷翔平 2022 アメリカの新たな伝説へ」を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

取材を受けたのは3月のキャンプ中と10月のシーズン終了後だそうです。
普段ほとんどメディアに出ないので、未公開映像だけでも楽しめます。
インタビューを受けた中に栗山監督水原一平通訳も登場しています!
タイムズスクエアのMLBの広告で大谷選手単独で登場していたんですね、感動です。

シーズン前半 ピッチャー大谷撃ち込まれる
投球データを入れると完璧に再現する機械で練習しているチームは多いそうです。
一球一球球種を変える事もできるそうです、すごい機械です・・・

シーズン前半 バッター大谷対策の守備シフト
大きくライトによったシフトを組まれ、左バッターの大谷選手の打球はその網にかかってしまいます。

マッドン監督解任について
「できれば長くやりたかった」これは本音でしょうね。
これ以上の言葉がないのも、大谷選手らしいです。

大谷選手のスライダーのヒミツ
大谷選手のスライダーは枠一杯に曲がるので”スイープ”と呼ばれているが、もう一つのスライダーを持っているそうです。
MLBデータアナリストによると、大きく曲がったり小さく曲がったり縦に曲がったりするスライダーを投げ分けているそうです。
スライダーはストライクが必要な時に取れる球であり、三振を取れる球だそうです。
すごいですね!

大谷が体現するアメリカ
大谷選手はアメリカ人に野球は社会の広い層に機会や希望を与える伝統と役割を受け継いでいると作家でコラムニストのグレン・カールさんは話します。
アメリカに受け入れられて最高の存在になることができる、社会現象を巻き起こすことができる。
大谷選手の評判を普通の人に聞いてみたいです。

度重なるトラブルと一平さん登場!
7月に自打球を右足に当てる。(ハーフパンツから見える大きな青あざが痛々しいです・・・)
8月下旬当番日当日のウォーミングアップで体調不良のため嘔吐するが、直前すぎて当番を代えられなかった試合があったそうです。
ウイルス性胃腸炎の中試合で投げるってすごいことですね・・・
一平さんがインタビューに登場していたのは嬉しかったです。

栗山監督が登場
ポストシーズンが遠ざかっている時に栗山監督は大谷選手と会ったそうです。
栗山監督曰く大谷選手はいい意味で苦しい状況の中でどうやって結果を出すか、乗り越えていくかが一番の楽しみなんじゃないかと推測しました。

新しい球種ツーシームが8月に登場
8月半ばになって新たな球種を投げるのは異例だそうです。
ツーシームは右バッターに対し食い込むように曲がりながら沈む速球です。
大谷選手のツーシームは平均162キロと早く、幅もあるのでまさに魔球です。
その球種は実は7月に一球試合中に投げていたそうです。
リードした7回で一球だけツーシームを投げましたが、当時は誰もツーシームとは思わずフォーシーム(ストレート)として記録されました。
大谷選手が思っていた以上に変化をしたので、これは使えるぞと感じたそうです。
将来も見据えて実戦の中での練習って・・・すごいこと言いますね。
本人曰く実戦でやってみないと分からないことが多いので、実戦の方が吸収するものは多いそうです。
一平さんはゲーム感覚で習得していたのでやっぱりすごいと、周りも「いきなり投げてアレかよ フェアじゃない」と言っていたそうです。
そうなんですね。

白熱のMVP争い 大谷VSジャッジ
8月下旬のヤンキースVSエンジェルスの直接対決はものすごい試合の連続でした。
初戦はジャッジがホームランを打つも大谷選手が試合を決定づけるツーランを放ってエンジェルスが勝ちました。
2戦目はジャッジが2試合連続のホームランでヤンキースが勝ちました。
3戦目は去年最多勝ピッチャーのゲリット・コールから大谷選手が逆転3ランホームランを打ち、エンジェルスが勝ちました。
この一打が大谷選手が今シーズンもっとも印象に残ったホームランでした。
コラムニストのグレン・カールさんは伝統的な価値観=強いアメリカの象徴と新しい価値観=アメリカが進むべき道の象徴のせめぎ合いだと話します。
大谷選手は個性があり、それは昔ながらのアメリカのイメージではない、それがいいということでした。

あわやノーヒットノーランの裏で・・・
あの時は変化球が8割を占めていたそうですが、ストレートが少なかった理由はまめがつぶれそうだったからだそうです。
まめの管理と相手の傾向を見ながら配球を決めていたって、またすごいこと言いますね。

規定投球回と規定打席にこだわらない
大谷選手的にはこれをしなければならないという様には思わないそうで、もっとカジュアルであってもいいと考えていました。
野手がクローザーをしたり、ファーストを守ってリリーフ登板してまたファーストに戻るということがあるかもしれないという考え方でした。
もっと先を行っている感じがあります。

シーズンが終わった大谷選手の今は不安な気持ち
同じ結果が出る保障はないし、同じことをやっていると同じような結果は出てこないから、毎年進歩することが大事だと考えているそうです。
最後にこの先の人生をどう歩んでいきたいかと聞かれました。

「もう本当に野球しかやってこなかった人間なので、
どういう形で終われるのかが一番
自分自身で興味深いところがあると思うので
願わくばやりきったと思って終われれば
まずそこで1回、僕の人生が終わって
そこから先で 
まずはやりきったと思えるような
野球人生を送れれば幸せかなと」

★★★★★★★★★★★★
大谷選手が「毎年同じことをやっても同じような結果は出ない」という言葉は私には分からない言葉ですが、きっと大谷選手が見る景色ではそういうことなんでしょうね。
シーズンオフにメディアにも出ずトレーニングに励むのも、やり切りたいという境地に行くための努力なんでしょうね。
あれだけ通用したら、もう大丈夫かなとは思わないのが、すごい所だなと思いました。

NHKスペシャル 土曜夜10時~ NHK総合

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