2022年12月4日(日)の「ポツンと一軒家」は北海道でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回のゲスト:MAKIDAIさん、ほのかさん
MAKIDAIさん、相変わらずかっこいいですね!
お二人とも横浜出身ということで、特にMAKIDAIさんは田舎暮らしは自信がないそうです。
まず、捜索隊が捜すポツンと一軒家は10年以上空き家ということが発覚しました。
これで捜索終了かと思いきや、道を尋ねた方がコマタニ牧場がポツンと一軒家だと話します。
捜索隊はそのお宅の情報を教えてもらい、行ってみることにしました。
捜索隊が掴んだポツンと一軒家情報
コマタニ牧場を営むニシカワさん
牛・豚・羊を飼育
母と息子で経営
父は帯広にいる
道は平たんで途中に家もなく、ひたすら一本道を進んでいきます。
すると急に目の前が開け、色々な建物が見えました。
広大な敷地に豚や羊が放し飼いで飼われています。
まったくの放し飼いなんてなかなか見ない光景です。
今回のポツンと一軒家情報
敷地面積100ヘクタール(番組史上最大の敷地)
夫婦ともに獣医
夫は別の牧場の専属獣医
40年前に主の父が開拓した土地
完全放牧で草のみで育てる
牛はアンガス牛を自然林間放牧
・放牧地は5か所
・冬用の牧草は自分で育てて牧草ロールにしておく
・種付けは本交(自然交配)で人間は管理しない
・エサは与えず、牧草、野草、山菜を自由に食べる
商品名は「ジビーフ」(ジビエ+ビーフの意)
・牛肉のランクはC1でA5の3分の1の価格になるため、方針に賛同してくれる顧客に直接販売
牛肉のランク(おいしさの指標ではない)
・歩留まり等級(食肉可能な部分の量)A(多)→C(少)
・肉質等級(サシの量、サシの色、肉のキメ、肉の色)5→1
牧場存続危機を乗り越える
親の代で最大800頭まで増える
↓
2000年あたりからBSEや口蹄疫が日本で発生
↓
国内の牛肉が売れない時代に突入
↓
飼えば飼うほど赤字になり800頭いた牛が9頭まで減る
↓
夫は獣医師として外に働きに出た(経営が成り立たないため)
↓
和牛生産に切り替えるか牧場を畳むかの2択に対し主の意向で完全放牧にシフト
↓
結果として方針に賛同してくれる人と出会い牛を10倍に増やすことができた
長男が豚を放し飼いで飼育
・豚を放し飼いにして笹畑をリセット(土を掘って牛や羊があまり食べない笹を食べ、竹や雑草を根本から除去)
・更地になると豚は他の場所に移動し、その地に牧草の種を撒いて牧草地にする
・放牧豚は成長が遅い(通常の飼育より4か月ほど多く時間がかかる)
・太らせるため自家製のえさとおやつ代わりに昆布の根元を与えている
(昆布の根元は硬いため人間は食べられない、廃棄されるものを譲り受けている)
牧場で育てたお肉を捜索隊にご馳走
広くて立派なジビーフ試食用BBQハウスで炭火でお肉を焼いてくれます。
ジビーフのカルビは赤身肉でじっくり15分かけて焼きます。お肉は噛み応えがあり、草の香りがするそうです。
豚も噛み応えがあるそうですが、捜索隊曰くとても美味しいそうです。
こうやって育てられた牛や豚は安心して食べられるので、人気が出そうです。
★★★★★★★★★★★★
牧場危機を乗り越え、その考え方を息子さんも引継ぎ、ご主人の理解もあって、とてもいい家族だなと感心しました。
生きものを育てて生活することは大変だと思いますが、この家族のようにいい形になると本当に幸せそうで、見ていてほっこりしました。
ポツンと一軒家 毎週日曜夜7時58分~ テレビ朝日
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