２０２３年１月５日の「NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一プレイング・ザ・ピアノ」を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
冒頭、坂本龍一さんが語っています。
闘病中ということもあり、痩せられています。
髪は相変わらずサラサラですが、少し少なくなりました。
でもいつものカットでかっこいいです。
久々の姿に嬉しく思いますが、やはりちょっとだけせつなくなります。
演奏が入るとなんとなく坂本さんの息遣いを感じます。
ちょっと楽しい曲の時は自然と笑みが浮かんでいるように見えます。
ピアノを弾いているときは無心なように感じます。
演奏中はモノトーンになるので、曲に集中できる感じがありますね。
いつもの坂本さんという感じです。
「こころの平安を求めて書いていたスケッチなので」
退院してしばらくすると曲を書こうという気持ちになって、書いていたスケッチについて。
「歳と共にどんどん下手になってくるんで それが味といえば味なのかもしれないけど
現時点での最良の演奏になるように 一生懸命努力したつもりですけども
やっぱり至らないところたくさんありますね。」
「自分の曲を自分で表すには ピアノぐらいしか弾けないので」
「ピアノが一番 ダイレクトに表現できる楽器なので」
「人生観は大きく変わりましたね パンデミックもあるし 自分の病気のこともあるし」
「ずいぶんと 揺さぶられるっていうのかな 自我が」
「きらびやかな世界じゃなくて 枯れた世界に惹かれるようになってきて」
「竹の揺れる音を聞くのが好き」
「どうやって自然の音と 共演できるか」
「生きてるうちは 音楽を作り続けて 日記のようなスケッチを 折々作っていくと思うし」
「響きの音楽をオーケストラでやってみたいと思ってるんだが 僕の技量じゃ
そういうものが書けるかどうか 自信がない」
戦場のメリークリスマスはとてもゆっくりと弾いていました。
それがとても味わい深かったです。
坂本さんの顔も力強いです。
弾き終わると軽く手を閉じました。
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