ブラタモリ 大井川

ブラタモリ 大井川 テレビ

2023年1月14日(土)の「ブラタモリ」「大井川~”超すに越されぬ大井川”は何を生んだ?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

タモリさん、大井川のイメージを聞かれて
『箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川』
と応えます。その後タモテバコをみてニヤリ。
今日は東海道の難所である大井川のお話です。

今回のタモテバコ:”超すに越されぬ大井川”は何を生んだ?

今回の案内人
島田市博物館 主任学芸員 朝比奈太郎さん
静岡大学 名誉教授 狩野謙一さん

今回のルート
①大井川下流
➁牧之原台地
➂大井川の河口近く
④大井川中流
⑤大井川鉄道千頭駅(大井川上流)

<大井川の特徴>
降水量が多く”暴れ川”として有名で上流にダムができたあとも数年に一度水害が起こる

江戸時代の旅人が川を渡った手段<大井川が生み出したもの①>
・江戸時代は橋や船は禁止されていた
川越かわごし人足が人力で川を渡す(最大600人程度いた)
 料金はその日の川の深さで異なる
 乗せ方も一人の人力が担ぐ方法から台に乗る方法もある

世界一長い木造の歩道橋(蓬莱橋)<大井川が生み出したもの➁>
・897.4メートルで人と自転車のみ通行できる
・明治12年に作られた
・橋がかかったことにより川越人足は廃止となった

牧之原台地のお茶は全国的に有名<大井川が生み出したもの➂>
川越人足が開墾した
・東京ドームおよそ1000個分の広さを誇る日本最大規模の茶畑
もとは大井川の河原だったが約12万年前に隆起してできた台地
・農耕には適さない荒地だが水はけのよい土地はお茶には最適だった
・日当たりが良すぎてお茶に渋みが出る→蒸し時間を2倍にしてまろやかに

大井川が生んだ住まいの工夫<大井川が生み出したもの④>
・河口近くの平地では江戸時代は2年に1回洪水が起こる
舟形屋敷と呼ばれる敷地の角が尖って、敷地の中にボタという高さ1~2メートルぐらいの小さな堤防を備え家の周りに引かれた水路に水を逃がす構造

大井川はどのようにして生まれたのか
・大井川には互層(性質の異なる地質が交互に堆積した地層)が見られる
・両方から力が加わって一部の地層が盛り上がり、片方の力が強いと盛り上がった地層が倒れる横臥褶曲おうがしゅうきょくが起こった場所
ユーラシアプレートと北アメリカプレートに南からフィリピン海プレートがぶつかるエリアで大きな力が加わるエリア
現在年間3ミリ~4ミリ隆起している(世界的にトップクラスのスピード)
・上流には3000メートル級の南アルプスがある
→高低差がある場所を山を激しく浸食しながら流れる急流になった

 越すに越されぬ大井川は急速な大地の隆起が生み出した

大井川が生んだ景色を楽しむため大井川鉄道に乗り込む
・大井川と寸又川と横沢の合流ポイントを眺めることができる
・アプト式列車(日本でここだけ)で鉄道日本一の急勾配を登る
・大井川湖上駅(大井川ダム湖の上に立地する駅)の絶景をみて感心

★★★★★★★★★★
タモリさん、冒頭からずっと上流に行きたがっていたので、最後に念願だった大井川鉄道に乗ってアプト式列車を体験したのが一番うれしそうでしたね。
アプト式で列車が登って行く様子を引きの映像で見るとすごい傾斜でした。
大井川にこれほどの魅力があるとは知らなかったので勉強になりました。
蓬莱橋にも行ってみたいですね。

タモリさんの衣装
・黒いコート
・ブルーのニット
・チェックのシャツ
・ベージュのチノパン
・黒いスニーカー

ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合

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