2023年2月20日(月)の「ファミリーヒストリー」は俳優の大森南朋さんの再放送でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
と言ってもヒストリー全部というわけではなく、印象的だったヒストリーの感想です。
今回のファミリーヒストリーは大森南朋さんでした。
司会:今田耕司さん、小郷知子さん
小郷さんなんですね、ちょっと柔らかい雰囲気になって、相変わらずおキレイですね。
大森南朋さんプロフィール
・今年50歳
・2007年ドラマ「ハゲタカ」で主演し、一躍有名となる
・大河ドラマ「どうする家康」で酒井忠次役を演じる
・父親は舞踏家の麿赤児さん
<印象的なヒストリーその1>父方の先祖は加賀藩の下級藩士
父方の先祖は加賀藩の本多正信の家臣でした。
加賀本多博物館に収められている由緒帳に先祖の記録がありました。
・10代前の大森豊右衛門・・・収納奉行(本多家の経理の責任者)
・6代前の大森市之丞・・・御抱守(本多家嫡男の教育係)
→本多家から重用された家だった
<印象的なヒストリー2>父方の祖父は優秀な海軍軍人
・旧制の富山中学、海軍兵学校を卒業
・昇進し海軍幹部の道を進む
・日中戦争では1500人を率いた激戦は新聞で報じられた
・第一航空艦隊の参謀としてテニアン島を死守する任務につく
・テニアン島にて手りゅう弾で自決
公式の書類に「玉砕」と書いてあったのにドキッとしました・・・
大森さんは会ってみたかったと言っていました。
<印象的はヒストリー3>父の麿赤児の人生
・母も精神を病み、父方の両親に育てられる
・小学生で肺結核を病んだときの病室にいた人々の影響から演劇に興味を持つ
・演劇を学ぶため早稲田大学へ入学するも退学
・喫茶「風月堂」で唐十郎や後の妻となる小林桃枝と出会った
・その後唐十郎の「状況劇場」に参加、その後は自ら劇団を立ち上げる
父親も母親もすごくパンチがありすぎてびっくりしました。
<印象的なヒストリー4>大森家の人生
・結婚当初は母親が経営するバーの収入で一家を支える
・父親は劇団に没頭していたため家に戻らず、稽古場で家族で食事をすることも
・兄曰く家族団らんという感じはなかった
両親ともに常識にはとらわれない自由な人だったようです。
母親は登場しませんでしたが、今でも父親と兄とは仲がいいようです。
【番外編】映画監督北野武さんへのインタビュー
大森南朋さん評
「たいていは役者さんって熱演したいんだけどね」
「すんなりすってやるのはもっとつらいのよく知ってるから」
「俺(麿さんを)知ってるから
『おやじはあれだよな』っつったら
『そうです』って言うから
『よくグレなかったね』って言ったら笑ってたけど
全然あの人大人で
『あのおやじだからしょうがないですよ』なんて言って」
★★★★★★★★★
ラストの映像は祖父が亡くなった地でした。
壮絶な最後をとげましたが、でもその命が繋がって大森さんがあるんだなと思いました。
麿赤児さんは大森さんのことを話すときにとても嬉しそうなので、きっと有名な役者になった息子さんのことが誇らしいんだなと思いました。
今が一番(父親と兄と自分の)仲がいいと思うということで、それならよかったと思いました。
ファミリーヒストリー 月曜夜7時57分(月1回) NHK総合
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