2025年6月16日(月)の「にっぽん百低山」は「不動岩・熊本」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影時期:3月下旬
出発点:山鹿バスセンター(熊本県山鹿市)
今回登る山:不動岩(標高389メートル)
今回のゲスト:芋生悠さん(俳優)
今回のルート:神社の鳥居~穴観音~金毘羅神社~前不動~中不動~へげ岩~
山頂~後不動
今回のゲストの芋生さんはこの山鹿市の出身ということで首引き伝説のことも
ご存じだそうです。でも登るのは初めてだとか。
熊本県北部。
不動岩という不思議な山名は山の中腹にそそり立つ前不動、中不動、後不動と
呼ばれる3つの巨岩に由来する。
不動岩と、不動岩の北にある彦岳と震岳が登場する首引き伝説がある。
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不動岩は母親の遺産をかけ兄弟の彦岳と首に綱をかけて引っ張り合いを
することに。
両方の山が踏ん張った結果、大地が盛り上がってできたのが震岳。
不動岩の首は吹き飛び、大地は赤く染まったという。
<登山ハイライト>
・3月下旬で神社の桜が満開だった
・登山開始10分で穴観音に到着した
・穴観音は巨岩と巨岩の間の奥に石仏が祀られている
・照葉樹の森を歩く(結構傾斜がある)
・山の土は赤土で地元では首引き伝説で大地が赤く染まったから赤土になったと言われている
・前不動は高さ80メートル、周囲100メートル(首引き伝説ではこの岩の上にあった首が飛んだと言われている)
・前不動には真っ赤に塗られた不動明王が祀られている
・中不動への道は階段になっていてとても急になっている
・中不動の上まで登ることができる
・へげ岩は木の生い茂る中にある(岩の割れ目は地下深くに続いている様子)
・整備されているが急峻な階段を登ると山頂に到着
・蒲生山(不動岩の別名)と書かれた看板と石が置かれている
・山頂は木に囲まれ少し歩いた先に後不動がある
中不動は立ちやすそうでしたが、後不動はちょっと立ちにくそうでしたね。
岩の上に立てるのは貴重な経験ですが、かなり怖いです!
別府・島原地溝帯とは
・300万年前に始まった地殻変動
・不動岩はその北端にあり不動岩の岩の形ができたのではないか
・それぞれ南北に引っ張られているように働き現在も拡大している
(1年に1センチぐらい)
・大きな帯状の窪地があるが火山の噴出物で埋まっている状況
九州が大きくなっているなんて知りませんでした。
この不動岩はちょうど地溝帯の北端ということで、岩の形もちょっとづつ
変わっていくのかもしれませんね。
下山の後のお楽しみ:山や
山鹿の地酒で乾杯のあと、タケノコの産地である山鹿ということでタケノコの天ぷらをいただきました。
天ぷらは歯ごたえがあるけど柔らかいそうです。
おいしそうですねー。
類さんの一句 涅槃西風 首無し岩の 反りかえる 吉田類
にっぽん百低山 月曜夜9時 NHK-BS 火曜夜9時 NHK-BSプレミアム4K
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