ブラタモリ 屋久島

ブラタモリ 屋久島 テレビ

2023年5月27日(土)のブラタモリ屋久島でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。


今回の撮影は3月中旬だったということで、花粉症のタモリさんとしてはちょっと恨み節です。
屋久島には九州最高峰の宮之浦岳がありますが、タモリさんはここへ行くのは大変だから断るね、と言っていました。
1993年日本初の世界自然遺産に登録されています。

今回のタモテバコ:「屋久杉」を知れば「屋久島」が分かる!?

今回の案内人
・屋久島ガイド 小原比呂志さん
・立正大学 地球環境科学部教授 島津弘さん
・屋久杉自然館 館長 松本薫さん

今回のルート
①屋久島南側
千尋せんぴろの滝
➂屋久杉が見られる場所(標高1000メートルあたり)
④トロッコ列車がある場所
⑤トロッコ列車の終点の町

屋久島とはどんな島か?
・1000メートルを超える山が40ぐらいある
・亜熱帯の気候だが標高2000メートル級の場所では北海道と同じ気候になる
・島の中で様々な植生を持つ

縄文杉 樹齢2000年以上とされる屋久杉を代表する巨木

・杉は北関東あたりから東北、北海道あたりに生息しており、屋久島で育つには高さが必要

屋久杉に欠かせない高さはどう生まれたか?
・屋久島は島のほとんどを花こう岩が占める

花こう岩 マグマが徐々に冷えてできた岩

・1550万年前 マグマの塊ができ、地下で冷えて固まった
・その後最大1万メートル隆起して屋久島となった

屋久島の高さがもたらす豊富な水
・日本一雨が多い(暖かい湿った空気が屋久島で上に上り冷やされ1000メートルあたりから雲となる)
→杉が育つ高さと豊富な水で屋久杉が育つ

屋久杉とはどんな杉?
・杉自体は日本固有のもの、屋久杉は本州にある杉と同じ種類
・屋久杉は倒木となっても200年~300年は朽ちない
・屋久杉は強い香り、粘りのある樹脂があり(一般的な杉の6倍以上)傷みにくい
→樹脂は木が傷ついたときにでるもの、台風が多い屋久島では木は傷つくことが多い
は岩の上でも育つ、屋久杉は花こう岩の上に育った苔を土台に成長した
屋久杉は樹齢1000年や2000年と長寿(本州では樹齢500年ほど)
→屋久杉は花こう岩の上で成長するため栄養豊富とはいえず木の成長が遅いため丈夫

屋久島の暮らしとは?
・1920年国有林となり、1970年ごろまで屋久杉の伐採が行われた
トロッコ列車をディーゼル機関車で引っ張り上げ、伐採した木を乗せると自然落下方式で下に降ろした
・トロッコ列車の軌道は約16キロあり、橋は24トンネルは16、山の傾斜をL字に切り、ダイナマイトでトンネルを通した(1923年1年半で建設)
→屋久杉は超高級木材で価値が高かった(昭和30年代の価値で1本300万円程度)
・屋久杉のおかげで人々は潤い、山間に2つの集落ができた
・トロッコ列車は生活の足にもなった(1960年代には540人が暮らす)

屋久杉の価値を見出した先人
泊如竹とまりじょちく 戦国時代の儒学者 島津光久、藤堂高虎の知恵袋となった人物
腐りにくく丈夫な屋久杉を年貢で納めることを薩摩藩に提案した
→屋久島は平地がなく米がとれないため

今日の衣装
・紺色のコート
・明るいブルーのカーディガン
・ブルーのチェックのシャツ
・紺色のパンツ
・黒色のスニーカー

今日のランチ 残念ながら写真はありませんでした。

★★★★★★★★★★★★
屋久杉が本州にある杉と同じ種類とは知りませんでした。
しかしあれほど特徴に違いがあるとは自然って本当に不思議だなと思いました。
タモリさんの屋久杉で作られた仏壇を見てみたいです。
きっと立派だろうなあ・・・

ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合

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