２０２３年８月１３日（日）の「ポツンと一軒家」は岩手県でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回のゲスト：林家正蔵さん、モモコグミカンパニーさん
正蔵さん、なんだかお久しぶりですね。
ちょっと痩せられて。おしゃれな服が似合います。
モモコグミカンパニーさんは作家デビューした方ですね。
捜索隊が聞き込んだポツンと一軒家情報
・スズキさん（お名前だけ）
なんとこのお宅のもっと先にもう一軒ポツンと一軒家があるそうです。
道を聞いた方が案内してくれました。
すると舗装路が砂利道になり、水たまりがある泥道になり、
道路沿いは荒れていて大変な道になってきました。
するとますます狭い道を入っていくので捜索隊は不安になります。
急勾配の道で道路脇は崖になっていて、
車のセンサーが鳴りっぱなしになります。
ヒヤヒヤしながら道案内の車についていくと、
急に舗装した道が現れ、お宅が見えました。
すると対応してくれたスズキさんは
「うちより奥のスクイソさんはここに最初に入った人だから」
という強くすすめてくれたので、捜索隊は急遽そのお宅を目指すことに。
でも、あとでこのお宅にも行くのではないかと思っています。
今回訪ねたポツンと一軒家情報
（聞き込みの結果、急遽行先変更）
・スクイソさん家族（ご夫婦（７０代）にお嫁さん、息子さんは単身赴任）
・週末には息子さんと孫が戻ってくる
・生業は猟師のほか、林業→イチゴ農家→
トマト農家→５０種類以上野菜や花を作る農家
船越半島は鷹や鷲の産地
今回お邪魔したエリアである船越半島は古くから鷹や鷲の産地だったそうです。
江戸時代に南部藩の藩主が鷹狩りをした土地であり、
殿様が鷹狩りに来たとき宿にしていたのが、スクイソ家だったと言われています。
そのためこの辺りはかつて宿磯という地名でした。
明治に入り、名字の使用が義務づけられた時、
「宿磯」から当て字で「スクイソ」にしたそうです。
麓にも田んぼを借りている
震災や津波で田んぼに土砂や船など流れついたものを片付けて
区画整理してキレイに均したそうです。
しかし地権者はもう田んぼをすることができないということで、
田んぼと畑を借りているそうです。
震災の爪痕がこういう所にも残っているんですね。
歴史のある平屋の古民家
築８６年の平屋の古民家は石組みで土台が高くしてありました。
傾斜地を平らにするためで、
階段や石組みはすべてひとつの石から切り出されたそうです。
欅の胴差しは五間通し（９メートル）もある長いものでした。
天井が高く松の梁でした。
かつてやっていた養蚕の道具もありました。
道路は終戦間際にできた道
かつて飛行機を飛ばすために松根油と呼ばれる
松の油を運ぶために出来た道でしたが、
道路ができあがった頃に終戦を迎えたそうです。
松根油：松の根を加熱分解して抽出した油状の液体
太平洋戦争中、戦闘機の燃料が不足、
松根油を代替燃料として試験利用された
松の根の掘出しと運搬に多数動員したが、
実用化には至らず、整備した林道だけが残った
ふるさと納税の返礼品に出品
３年前からふるさと納税で「お野菜おまかせ詰め合わせセット」を
出品しているそうです。
茄子６品種、ピーマン６品種、トマト８品種、
その他季節野菜５０種類以上を栽培しています。
注文が入るとお嫁さんが収穫、袋詰め、
段ボールに詰めて、発送を行っています。
また道の駅や直売所でも野菜や花を販売しているそうで、
道の駅で値札シールを出力し、
張り付けて自分で店頭に並べて出荷作業が終了です。
道の駅までは自宅から車で４０分かかるそうです。
お嫁さん、よく働きます、すごいです。
雲丹や鮑をとる猟師の一面も・・・
主は地元の漁業組合に入っており、
雲丹や鮑をとる猟師の仕事もしているそうです。
朝３時に船で出航、箱メガネで先端に二本爪がついた雲丹獲り竿を使い、
紫雲丹を獲りました。
獲る量は決められていて、箱一杯だそうです。
雲丹が獲れたら他の猟師さんと一緒に殻割りの作業です。
剝き身にして、海水にくぐらせてゴミをとって、生で出荷します。
主は捜索隊に三陸産の生雲丹を食べさせてくれました。
「うまい、うまい」と唸る美味しさだったようです。
そうでしょうねー。
★★★★★★★★★★★★★
単身赴任中の息子さんに代わり、農家の作業をお嫁さんが行っていて、
息子さんも感謝していると話していました。
奥さんの表情から、きっと本当に忙しくて大変なんだろうなと思いました。
主も猟師に農家にと忙しく、みんなすごい働き者だなと、
頭が下がる思いがしました。
ポツンと一軒家 毎週日曜夜７時５８分～ テレビ朝日
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