2023年8月19日(土)の「ブラタモリ」は
「松島~なぜ人は松島に心ひかれる?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回のタモテバコ:なぜ人は松島に心ひかれる?
今回の案内人
・松島町教育委員会 町史編さん室 森田義史さん
・東北学院大学 教授 七海雅人さん
・元東北学院大学 教授 松本英明さん(仙台の回に登場)
・奥松島縄文村歴史博物館 文化財専門官 菅原弘樹さん
今回のルート
・瑞厳寺
・松島クルーズ
・雄島
・松島湾を一望できる高台
・野蒜海岸
・宮戸島の里浜貝塚
まずは船に乗って島めぐり
千貫島:伊達政宗のお気に入りの島
「あの島を仙台のお城に運んだ者には千貫の褒美をやる」
と言った伝説が残っている
松島の島はだいたい凝灰岩でできている
凝灰岩:火山灰などの火山噴出物が堆積してできた化石
風化しやすい、もろい
・色は風化が進むので中の白い部分が見え、形はくぼんでいる
・島は土地がやせていて植物は生えにくいが、
潮に強く栄養が少なくても大丈夫な松が生えている
→松は生えている姿が美しい
風化のしやすい凝灰岩で松島の絶景が誕生した
かつて松島は人の心をどう惹きつけていたのか
・亡くなった人の火葬されたお骨が埋葬された場所
→供養のために収められていたと考えられる
松島の地が極楽浄土へ旅立つ場所
雄島は浄土への入り口
・雄島には梵字が書かれた板碑(供養された人たちの供養塔)があり、
地面に崩れたものもあった
・無数の石窟には供養塔が収められている
・江戸時代には石窟の壁に墓碑がすき間なく掘られている
平安時代以降、人々はそこに浄土を重ね信仰していくようになった、霊場だった
松島(多島海)の景観はどうできたのか
氷期の時代、松島湾は今より100メートル以上海面が低く、
山がぽこぽことある陸地だった
↓
やがて海面が上昇、山の頂上を残す程度となった
↓
現在のような多島海の景色になった
野蒜海岸もかつては松島湾につながる多島海だったが、
砂の堆積で「陸松島」となった
・野蒜海岸は鳴瀬川、旧北上川が近くにあり、
そこからの大量の土砂で陸地になった
・松島は大きな川がないので、海が埋まるほどには堆積しなかった
縄文時代から続く多島海の姿を保つことができた
地形の偶然が重なってできた
縄文人にとって松島はどんな島だったか
里浜貝塚:日本最大級の規模を持つ貝塚(宮戸島)
・貝以外に魚の骨も多数見つかり、
縄文人が暮らしていた時の様子を見られる場所
・松島湾周辺には70か所の貝塚が見つかっている
・地形の環境が変わらなく、食べ物も豊かな山と海の幸があった
→縄文人はこの地を離れず5000年ぐらい住み続けることができた
【番外編】ブルーインパルスを目撃!
野蒜海岸で偶然見かけたのは航空自衛隊の
松島基地にいるブルーインパルス3機でした。
するとタモリさんのいる場所の上を飛び、
スモークも出て、かっこいいフライトを見る事ができました。
タモリさんも野口さんも初めてみたということで、
終わったあとは思わず拍手していました。
★★★★★★★★★★★★★
松島が霊場の島だったとは知りませんでした。
しかしあの世へ行く玄関口だったと言われれば、
そう見える神秘的な景色でした。
この日はお天気がよく、
タモリさん達が暑くなかったのかちょっと心配でした。
この暑さではロケをするのも大変ですよね。
タモリさんの衣装
・黄色とグレーの太いストライプのシャツ
・グレーのパンツ
・青で刺繍が入ったベルト
・紺のスニーカー
今回のランチ:魚の姿揚げ?の定食でボリューム満点でした
ブラタモリ 毎週土曜夜7時30分~ NHK総合
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