2023年11月15日(水)の「にっぽん百低山」は「船通山・鳥取」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影は10月上旬。
最寄り駅はJR出雲横田駅、駅舎に出雲大社のようなしめ縄のミニチュアが
飾ってあっていい感じです。
今回登る山:船通山(標高1142メートル)
今回のゲスト:山根千佳さん(タレント)
今回のルート:渓谷沿いの道を進む~鳥上滝~船通山
この山はこの地に降り立ったスサノオノミコトが
ヤマタノオロチを退治した場所といわれているそうで、
壮大な神話の話がきけそうですね。
類さんは蛇がキライ
登山口は分かりやすくなっていましたが、すでに険しそうな雰囲気が出ています。
ヤマタノオロチに会いたいと聞いた類さんが「えー!」と驚きます。
類さん、蛇が苦手だそうで。
足元は石がひいてありますが、沢が流れている事もあり、
湿度が高く石は苔むしているものもあります。
ちょっとすべりそうなのか、類さんは石を外して歩きます。
山根さんもそれに倣います。
斐伊川の源流が流れる山
類さんは斐伊川の流れがヤマタノオロチのように見えると話しました。
実際に古事記にもこの川がヤマタノオロチだと思わせる描写があるそうです。
岩から流れ落ちる鳥上滝
岩の間を流れ落ちるさまは迫力満点です。
ここが斐伊川の源流です。
地元ではこの場所がヤマタノオロチの住処だと言われているそうです。
たたら製鉄とヤマタノオロチ
古事記にあったヤマタノオロチの赤い目とはたたらの炎のことで、
血にただれた腹とは炉から出た真っ赤に焼けた鉄のことを指しているとされます。
古来船通山では山のあちこちで野たたらが行われており、
その山全体をヤマタノオロチと呼ぶようになったとされたとか。
稜線に出ると景色が一変
鳥上滝を過ぎると、今までのシダが生い茂る景色とは違い、
空が見え日差しが入って明るくなってきました。
頂上が近いと二人の足取りも軽くなります。
山頂の手前は開けた場所になっており、きれいな花を見つけ和んでいると
「わおー」と類さんが声をあげました。
「マムちゃんです!」苦手なマムシが出たので、
さっさとその場を立ち去る類さんでした。
カメラがその姿をはっきり捕らえた訳ではないですが、
山根さんも言っていたので、確かにいるんでしょうね。
山頂の石碑もスサノオノミコト関連
山頂はとても開けた場所でした。
立派な石碑が立っていて、スサノオがヤマタノオロチを倒した際、
しっぽから見つけたとされる天叢雲剣をモチーフにしたそうです。
それにしてもすごく立派で大きいです。
山頂からは大山や奥出雲町が一望できました。
そして天気も素晴らしかったです。
下山のあとのお楽しみ:山県そばさん
奥出雲の米から作った地酒で乾杯です。
そして出雲名物の出雲そばをいただきます。
そばの実を殻付きのままひいているそうです。
類さんも言ってましたが、器も上品でおいしそうです。
類さんの一句 今はただ 大蛇の山に 梅鉢草 吉田類
★★★★★★★★★
今回はヤマタノオロチ伝説の山ということでしたが、整えられた登山道というよりか、古来の道がそのままあるという雰囲気の山道に歴史を感じました。
登るにはなかなか大変そうでしたが、登山経験がある山根さんは最後まで笑顔で登っていて、すごいなと感心しました。
にっぽん百低山 毎週水曜昼0時20分~ NHK総合
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