2023年12月10日(日)の「ポツンと一軒家」は北海道でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回のゲスト:浅野ゆう子さん、陣さん(THE RAMPAGE)
陣さんは正直にポツンと暮らしはイメージできないと話していましたね。
そりゃそうですね。
道を聞いた女性の方がすごく明るい方で隣の89歳のおじいちゃんが詳しいと
車を走らせてくれました。
作業中だったおじいちゃんが鎌を持ったまま衛星写真を見ていると
「かずちゃん、危ねーな、その鎌。」(道を尋ねた女性)
するとおじいちゃんは鎌をそのまま地面に向かって落としました。
「落とすのがいいね、置くんじゃなくて。」(所さん)
捜索隊が聞き込みしたポツンと一軒家情報
・旭川在住で住んではいない
・山を購入し管理小屋を建てた
・頻繁には来ない
車で先導してもらい現地に行きますがやはり人はおらず、
後日確認するとやはり山の管理小屋と間伐機械を置く倉庫でした。
当分この場所に来る予定もないということで、これで『捜索終了』となりました。
ところが捜索隊は先ほどの89歳のおじいちゃんの奥さんから
耳よりな情報を入手していました。
捜索隊が新たに教えてもらったポツンと一軒家情報
・芽登温泉
・老舗温泉旅館
・イトウさん
道を教えてくれたおじいちゃんのお宅から50キロも離れた場所に
向かうことになりました。
国道をずっと走り、芽登温泉の看板で曲がると未舗装の細い道になりました。
捜索隊が不安になるぐらい走った先に「芽登温泉」と屋根に書いてある
大きな旅館が見えました。
今回お邪魔したポツンと一軒家情報
・イトウさん(60代)
・老舗温泉旅館の5代目
・温泉宿の隣に自宅がある
温泉旅館創業は明治時代
明治時代に温泉宿として営業を開始しました。
十勝地方では一番古い温泉宿だそうです。
先祖が南相馬市から明治時代に開拓で本別町へ入植しました。
当時は温泉の掘削技術が未発達だったので、自然湧出の温泉を使った
温泉宿を作りました。
東京生まれ、海外の施工エンジニアという経歴
主は東京で生まれ、千葉の大学を卒業し、海外の施工エンジニアとして
働いていました。
電線会社に勤務しており、海外で電柱を建てて電線を張る仕事をしていました。
しかし温泉宿を継いだ父親が亡くなったのを期に仕事を辞めて
温泉宿の5代目になりました。
温泉は源泉が近くにあり源泉かけ流し
源泉は温泉宿の近くにあり、断層に沿ってお湯が湧き出ているそうです。
断層の上に貯湯タンクをつくり、お湯を貯めてポンプで送っています。
源泉はアルカリ性単純泉で、アルカリ性が強いので肌の角質がとれ
ツルツルになるそうです。
源泉は60度あるので熱交換器で温泉の温度を下げ、
水の温度をお湯程度に上げシャワーなどに使っています。
主は機械工学科出身で知識が豊富
主の父親の時代は温泉の温度はボイラーを使っていました。
しかし主の代に熱交換器を採用しました。
ボイラーを使うことはコストがとてもかかり、せっかくの熱エネルギーを
活用できていませんでした。
自宅にも温泉の熱エネルギーを利用したパネルヒーターを設置し、
温水暖房放熱器が各部屋に設置されていました。
この設備はすべて主の代になってからつけられたもので、
温泉の熱エネルギーを活用しています。
さすが機械工学出身ですね。
コロナ禍を過ぎて新な試み
グランピングテントやバレル(樽型)サウナ、ジャグジーや温水プール、
一棟貸しのコテージが建設中でした。
温泉宿が横にあり、大自然を感じることができるのでいい着眼点だと思います。
主には跡継ぎがいないため、将来的には誰かこの施設をやりたいという
第三者に引き継ぎたいと話してくれました。
自分でできることはやり切って、誰か手を上げてくれればそれでいいという
すっきりとした表情をしてのが印象的でした。
★★★★★★★★★
今回は紆余曲折のうえ、すごく立派な温泉宿にたどり着きました。
地元の方にはポツンと一軒家に出ないのかと言われていた家だったということで、
念願が叶ったという感じですね。
立派な温泉宿だったので、どなたか継ぎたいという方で出てくるといいなと思いました。
ポツンと一軒家 毎週日曜夜7時58分~ テレビ朝日
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