にっぽん百低山 鬼城山 岡山

にっぽん百低山 鬼城山 岡山 テレビ

2024年2月28日(水)のにっぽん百低山鬼城山・岡山でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

今回も放送のスタートは11時5分でした。
撮影は12月下旬で、JR吉備線服部駅(岡山県総社市)が最寄り駅でした。
のどかな風景が広がっていますが、今回登る山は桃太郎伝説にまつわる山だそうです。

今回登る山鬼城山きのじょうざん(標高397メートル)
今回のゲスト:東ちづる
今回のルート:鬼の差し上げ岩に立ち寄る~北門~屏風折れの石垣~南門~西門~山頂


鬼城山に伝わる伝説
髪は赤く身の丈はメートルもある
温羅うらという鬼が住み乱暴狼藉をしていました。
その温羅を退治したのが吉備津彦命と言われています。

しかし残された城の一部から見えてきたことがあります。
663年白村江の戦い唐・新羅連合軍に百済と日本からの援軍は大敗したことは

日本にとって大事件でした。
逃げ帰った日本は、また敵が攻めてくるかもしれないと

山城を作ったのではないかと言われています。
高度な城づくりの技術を日本に伝えたのは百済から来た渡来人でした。
結局敵が攻めてくることはなかったので、その役目はいつしか忘れ去られ、

鬼が作った謎の城としていわれるようになった、というのが真相だそう。

これが寄り道?
最初はちょっと寄り道というからすぐそこなのかと思いきや、ちゃんと歩いています。
しかも目的地手前の石段の幅はすごく広くてしんどそうです。
巨岩が折り重なった『鬼の差し上げ岩』は伝説の鬼である温羅

持ち上げて作ったと言われています。
石組みの中をみると温羅の手の後のような跡が見えるとか。
すごい迫力でした、これは見ないと損ですね。


桃太郎を演じた類さん
類さんは桃太郎役を小学校の時の劇で演じたことがあるそうです。
主演じゃないですか、すごいですね。
この日一番の情報でした。


北門への案内板からが登山道だそうです・・・
それまでも歩いていましたけどね、登山的には北門への案内板からだそうです。
確かに北門を過ぎると急に勾配があって道も舗装されていない山道という

感じになりました。
なんだか天気も冴えない感じになってきてますし、シダ類がうっそうと生えていて

雰囲気が違ってきました。
東さんは「鬼が出てきそうな」なんて話しますが、

類さんはあんまりそうは思っていない様子。
鬼ノ城・北門は30年前に発掘・復元されたもので、実際に作られたのは

1000年ほど前だそうです。
石垣が立派に残っているんですね。

鬼城山は巨岩だらけ
開けた場所に出ると、類さんが遠くに巨岩をたくさん見つけました。
すると自分たちが立っている場所が石垣の上だということに気がつきました。
『屏風折れの石垣』という場所でした。
断崖絶壁の尾根を石垣が取り囲んでいます。
これだけ立派な石垣なのに、資料が一切ないそうです。

石組みが延々と続く道
山道には石組み(石がほんの少しだけ)が山道に出ています。
鬼城山の山頂部分は石垣に囲まれており、その城壁は全長2・8キロメートル

あるそうです。
すごい長さです。


鬼ノ城・西門には土の城壁
西門は石垣もあるものの土の城壁がたくさんありました。
板で囲みを作り上から棒で突き固めるという版築はんちくという方法だそうです。
当時としては高度な技術であり、これは百済から来た渡来人によってもたらされた

技術でした。
門の裏側はもっと立派で木の梁に沿うように石垣が作られています。
また門がきちんと閉まるように石組みがきれいに並んで段差を作っていました。


三角点がない山頂
西門からしばらくした場所が山頂でした。
いつもと違い三角点はなく東屋があるのみでした。
しかし眺望は最高ですね。
天気もそこそこ回復して、よかったですね。

下山の後のお楽しみ:旧堀和平邸
まずは岡山の地酒で乾杯すると、たかきび団子汁をいただきます。
赤い実のタカキビで作った団子を、根菜などと一緒にしょうゆ味でいただきます
団子は小さ目で食べやすそうです。東さんも類さんも初めて食べるようでした。


今日の一句 て風や 古の壁 屹立きつりつす 吉田類

★★★★★★★★★★★★★
今回は標高は高くありませんでしたが、歴史を感じる場所がいくつもありました。
巨岩はすごい迫力ですし。
再現した西門は雨にさらされているのでしょうが、ちゃんと立っているのは

すごいの一言です。
類さんは登山を通して桃太郎が出てこなかったことや劇で桃太郎役をしたことを

幾度となく話すのが可笑しかったです。

にっぽん百低山 毎週水曜昼0時20分~ NHK総合

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