正直不動産2 第9話 神木という男

正直不動産2 第9話 神木という男 テレビ

2024年3月5日(火)の正直不動産2(9)神木という男でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。


主な出演者:山下智久(永瀬財地)、福原遥(月下咲良)、
ディーン・フジオカ(神木涼真)、市原隼人(桐山貴久)、草刈正雄(登坂寿郎)、
山崎努(石田努)ほか

≪あらすじ≫
ミネルヴァ不動産は自社でサブリース契約しているオーナーに家賃引き下げ交渉を

するよう社員に伝える。
嫌ならオーナーから契約を解除させるようにしむけ違約金を受け取ろうとする。
登坂不動産の藤原の元に泣きついたオーナーが何人も現れた。

サブリース契約
・オーナーが賃貸物件を不動産会社に一括管理を頼み、

毎月定額の家賃保証を得るシステム
メリット
・家賃の満室保障
デメリット
・オーナーが貸主、サブリース会社(不動産会社)が借主となり

借地借家法が適用
・借主の権利が大きく保護される(貸主は保護されない)

ミネルヴァ不動産は通常なら3か月から6か月の違約金18か月に設定していた。
家賃の減額幅もオーナーには受け入れがたい金額だった。
神木は強引な手を使って、オーナーに家賃減額を飲ませようと画策していた。
最高裁で判例が出ているから、サブリース業者は保護されるのだとオーナーに話す。
月下は2020年のサブリース新法について神木はきちんと説明を果たしていない

のではないかと考える。
永瀬は石田に「やってやれないことはない、これができるの君だけだ」と言われる。
永瀬たちはミネルヴァ不動産とサブリース契約を結んだオーナーたちを集め、

全員でサブリース契約の解除を申し出るよう説得する。
オーナー全員の契約解除通知書をもってミネルヴァ不動産に行き、

集団訴訟で徹底的に争う姿勢を打ち出す。
その場合、ミネルヴァ不動産の鵤社長がこれまでしてきたことも

白日の下に晒されるだろうと話す。
結局、鵤が諦め全員サブリース契約を違約金なしに解除することができた。


≪不動産的ポイント≫
サブリース契約でサブリース会社(不動産会社)は保護されるのか?
サブリース契約についてはドラマでミネルヴァ不動産の営業マンが言っていた通り、

最高裁の判例により借地借家法の適用対象となり、
サブリース契約を結んだ不動産会社は借主としての立場を確認されています。
しかしこの最高裁の事例には補足意見があり、家賃減額は当初収支予測を損なわない程度と呈示しました。
一方でサブリース契約による金銭トラブルはいくつもあるようで、

消費者庁でも注意を呼び掛けています。
欠陥住宅、サブリース契約で揺れたレオパレス問題もありましたね。
ミネルヴァ不動産の場合、違約金の高さ、オーナーへの説明不足もあるので、

裁判になったら「最高裁の判例」があるで済まないような・・・

≪感想≫
今回はサブリース契約で集団訴訟という未知の分野に踏み込んだ内容でした。
鵤社長のバランス感覚により大事には至りませんでしたが、

神木の過去もわかってきた中、次が最終回なのでどんなエンディングになるのか
楽しみです。

正直不動産2 毎週火曜夜10時~ NHK総合

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