２０２４年９月１５日（日）の「ポツンと一軒家」は沖縄県でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今週のゲスト：萬田久子さん、平愛梨さん
萬田さんが平さんに絡む様子がなんだかほのぼのしました。
今回は番組初の沖縄県でした。
所さんは沖縄県の北部エリアに別荘があるそうで、
今日はその北部エリアだったのでとても詳しかったです。
捜索隊が聞き込みしたポツンと一軒家情報
・シマさん（８０代半ば）
・みかん畑
・家は作業小屋で寝泊まり可能
・麓の集落から通っている
区長から区長へのリレー
最初に道を伺った方からそのエリアの区長を紹介してもらうと、
その区長さん曰く隣の集落を通ってそのポツンと一軒家までつながっているから、
隣に聞いたほうがいいと隣の集落の区長さんを紹介され、
話をしていたら前区長も登場して情報を提供してくれました。
人がどんどんつながっていって（そしてササっと去っていく）、
割とあっという間に主の情報を得ることができました。
沖縄だけど山？
区長さんに案内してもらい捜索隊はポツンと一軒家を目指します。
すると道は上り坂で車がなかなか上がっていかないと捜索隊はぼやきます。
沖縄って山というイメージがないとこぼしますが、最後は下り坂になり
捜索隊は大慌て。
しかし二階建ての建物が見えてきて目指す家が見つかりました。
今回お邪魔したポツンと一軒家情報
・シマさん（８０代半ば）
・家はみかんの管理小屋
・麓に家があり通ってきている
小屋は頑丈で快適
・柱（構造材）はすべて木造の電柱の払い下げ品
・電柱の高さに合わせて２階建てに
・電柱のワイヤーで台風対策もしている
・キッチン、囲炉裏（冬は寒い）、トイレ、シャワー（夏場は汗をかくため）が完備
山の土地はドルで買った
・みかん畑は元村有地
・山林（４ヘクタール）を１坪４セントか５セント（約１８万円）で購入
・当時は獣道のような道を歩いて通う
・４～５年で開拓した
・タンカン、シークワーサーを栽培
６５年ほど前、親と一緒に開拓した場所を今でも通って守り続けている主に
感心しきりです。
最初は毎日歩いて通って開拓したなんて信じられません。
戦争とアメリカ統治の思い出
・太平洋戦争時は４歳だった主
・爆弾が落ちてきた時にとる行動を歌で教えられていた
・食べたことがない缶詰類やチョコレート、アイスクリームを配給でもらった
・本土復帰の数年後に自動車の運転が右側通行（アメリカ式）から
左側通行（日本式）に切り替わった
殴られたのも米軍、助けられたのも米軍
１９７２年本土復帰の後、「７３０運動」がありました。
これは交通規則のルール変更には準備が必要だったので、
規則変更されたのは本土復帰から６年後の１９７８年７月３０日でした。
この日の朝６時から左側通行に一斉変更されました。
当時役場勤めをしていた主は車で通勤していて、自分が車の先頭になった時
どうしようかと心配していたそうです。
みかん畑に後継者が現れる
・次女のお婿さん（４０代）は実家が元農家で作業は苦ではない
・毎週日曜日にお手伝いにきている
・お婿さんは一日の作業量を増やせるよう少しづつ機械化を目指しているという
娘婿さんの言葉に主はとてもうれしそうでした。
敷地が広いので、足が悪く高齢の主が一人で作業をするのは難しく、
二人で作業ができるというのは安心だし心強いし、なにより跡継ぎができて
よかったです。
日曜のお昼はみんなでランチ
・主の妻（７０代）が日曜はお昼を持って通っている
・捜索隊にも食事のお誘いが
この日のメニュー
・田芋田楽（ターンムディンガク）
・ジューシー（炊き込みご飯）
・味噌汁（スパムが入った具沢山味噌汁）
ジューシーと言ってもおかゆのようなものを指すこともあるそうで、
炊き込みご飯だけではないそうです。
田芋田楽は芋というより栗のような味だそうで、モチモチしているそうです。
捜索隊（早川さん）はみんなおいしく食べて完食していました。
主は８０代半ばで高齢ですが、家族は本人がやめるというまでやらせてあげたいと
見守っています。
今年温州みかんの木を新たに植え、家族に財産を育てると意気込んでいました。
父親と開拓した土地を守り抜く決意の主の気持ちの強さを感じました。
★★★★★★★★★★★★★★
今回は初の沖縄県ということでしたが、戦後を力強く生きてきた主の姿に
感心しました。
捜索隊がくるのに苦労した山を徒歩で通って開拓して守ってきたからこそ、
その心意気に打たれた娘婿さんが後を継ごうと思ってくれたのではないかと
思いました。
これからも頑張ってほしいです。
ポツンと一軒家 毎週日曜夜７時５８分～ テレビ朝日
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