2025年5月26日(月)の「にっぽん百低山」は「多良岳・佐賀&長崎」
でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
撮影時期:2月下旬
最寄り駅:JR長崎本線 多良駅
今回登る山:多良岳(標高996メートル)
今回のゲスト:坂田梨香子さん(俳優・モデル)
今回のルート:中山キャンプ場登山口~照葉樹の森~苔むした岩場~金泉寺~山頂
今回も坂田さんが登場しました。佐賀出身ですが、この多良には来た事が
ないそうです。だから新太郎さんの唄も知らないそうです。
多良岳は豊かな水に恵まれた山で佐賀県と長崎県の両県に川がいくつも
流れ出ている
その山深さから修験道としても栄え、福岡の英彦山と並び称される霊山として
知られてきた
また多良岳にある民謡があり、それはラブソングだったという
登山ハイライト
・江戸時代まで立ち入りが制限されていたため人の手が入らず天然林が広がっている
・丁石と呼ばれる数字が刻まれた石があり、山頂への目印となる石を発見
・岩場からしみ出した水が凍りつららとなっていた
・ブナなどの広葉樹の森に変わり、多良川水源地を見つける
・急登が続き二人とも無口になる
・修験道場として栄えた高野山真言宗多良嶽山金泉寺(空海が創建したと伝わる)
を訪ねる
・金泉寺から山頂までは修験道の道として急登の石段を上る
・十六羅漢像と呼ばれる石仏がある
・高さ10メートルほどの崖に梵字が刻まれた梵字岩を見つける
・山頂にはマンサクの花びらが一枚だけ開いていた
標高が高いなとは思いましたが、今回の登山はとてもハードでした。
特に最後の石段はきつかったと思います。
坂田さん、とっても細いのにすごい体力でした。
(余談)ラブソングの話からカラオケの話なった時、自分の曲も入ってると
類さんが言い出しました。
なんと類さんが歌った曲があるそうです。
この曲はアメリカの楽曲で、その日本語バージョンを類さんが歌ったそう。
Bad Bad Whiskey 吉田類 (2013年)
町娘に騒がれたイケメン侍新太郎
・民謡「岳の新太郎さん」は多良岳にいる新太郎に恋焦がれる村娘たちの唄
(新太郎さんが下りてくる道を千の灯篭で照らしてあげたい、新太郎さんが多良岳に上がる道を水をかけ足を滑らせてでも引き留めたい)
・江戸時代に実在した人物で金泉寺を守っていた寺侍
※寺侍 格式の高い寺院で警護や事務を行った武士
・最盛期には山麓の70もの寺院を従えており、そこに用事がある時だけ新太郎は
山を降りた
・長崎側でも佐賀側でも人気が高かったが、多良岳は女人禁制の山だったため
山に女性が入ることはできなかった
・新太郎が結婚したかどうかは定かではないが金泉寺で住職となり生涯を終えたと
伝えられている
民謡になるぐらいイケメンだったんですね、侍だったのに最後は住職というのも
すごいですね。民謡の唄の内容も結構すごいなと思いました。
下山の後のお楽しみ:海句
多良岳の伏流水で作られた地酒で乾杯のあとは多良町産の蒸しガキを
いただいていました。おいしそうでしたー。
今日の一句 まんさくの 解きて踊れや 多良の尾根 吉田類
にっぽん百低山 月曜夜7時~ NHK-BS 火曜夜9時~ プレミアム4K
見逃した方は今なら31日間無料体験。