2023年1月28日(日)の「ブラタモリ」は「足利~足利はときどき天下をとる!?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回は足利尊氏の先祖の出身地である足利のお話です。
タモリさんは訪れたことがないそうで、ちょっと地味だと話していました。
今回のタモテバコ:足利はときどき天下をとる!?
今回の案内人
・足利学校 学芸員 大澤伸啓さん
・産業技術総合研究所 博士 伊藤剛さん
今回のルート
①足利尊氏像前
➁鑁阿寺
➂鑁阿寺から10分程度の距離にある高台
④町の西側にそびえる山
⑤足利学校
⑥足利学校から10分ほどの距離にある神社
⑦あしかがフラワーパーク
<1つ目の天下>尊氏のルーツを探る①(鑁阿寺にて)
・鑁阿寺には土塁や堀があり、かつては足利氏が居住していた場所
・鑁阿寺本堂は国宝に指定されている
・装飾を施した当時の中国からきた最先端の建築様式
→足利氏が財力を持っている証し
・2代足利義兼がその力の源
平安時代に京都で皇族の警護を担当し、その後足利に移り勢力を拡大
源頼朝の妻政子の妹時子の嫁ぎ先であり、鎌倉幕府で重要な位置を得た
<1つ目の天下>尊氏のルーツを探る➁足利に拠点を置くメリット
町を守るのに適した山と川に囲まれた地形
当時の渡良瀬川はもっと広域に流れ攻めにくい地形
山もいくつも連なっているので攻めにくい地形
<どのようにして連なる地形となったか>
①大陸プレートに海洋プレートが潜りこむ
➁海洋プレートの上にあるチャート、泥岩、砂岩が大陸プレートにいくつも乗り上げる
(チャート:放散虫が降り積もってできた岩石)
➂地殻変動により隆起し地上に露出
④泥岩と砂岩は風化するも硬いチャートは風化しにくい
→山が連なる地形が生まれた
→このような地形を生かし足利氏は力を蓄え尊氏の天下につながった
<2つ目の天下>足利学校
足利学校:足利将軍家のふるさとにある学問所として室町時代以降名声が高まる
戦国時代には3000人もの学生が集まる
膨大な量の書物があり、海外にも名が知られた
全ての学問の頂点にたつ占い(歴史・天文・地形など様々な事に精通していないと占いはできない)が戦国時代は特に重宝された
・足利学校9代目校長の三要は関ケ原の戦いで徳川家康に従って軍中で占いを行った
<3つ目の天下>足利銘仙
・江戸時代後半から養蚕を営み織物が盛んになり明治時代には全国屈指の生産地となる
(銘仙:明治の終わりころから昭和にかけて盛んに織られた大衆向けの織物)
・東武鉄道が浅草から足利までを結ぶ鉄道を開業すると足利銘仙が人気となる
(足利銘仙:モダンな織物を作ろうとヨーロッパのデザインを取り入れ女学生に人気)
・有名女優や一流の画家を起用し全国に銘仙をPRした
→生産量日本一の銘仙になる
<4つ目の天下>足利のイルミネーション
植物園の名物藤の花を冬でも楽しんでもらおうと藤棚をイルミネーションで再現
平成元年当時樹齢100年を超えた藤の大木を無事移植
→イルミネーションアワード7年連続1位を獲得した日本一のイルミネーション
今回のタモリさんの衣装
・淡いブルーのダッフルコート
・千鳥格子柄のような柄の白いニット
・明るい赤のシャツ
・黒いパンツ
・青いスニーカー
今回のランチ:なにか丼のようなものを食べています。お料理は見えませんでした💦
★★★★★★★★★★
ときどき天下を取るというのがどういう意味なのか首をかしげていたタモリさんでしたが、「そうくるとは思わなかったなあ」と笑っていました。
今回は足利市内で移動が終わっていたので、ロケとしてもきつくはなさそうでよかったです。
ブラタモリ 毎週土曜夜7時30分~ NHK総合
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