ビフォーアフター 2時間SP

ビフォーアフター 2時間SP テレビ

2023年3月19日(日)の大改造!!劇的ビフォーアフター2階が傾いた家でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。


前回から1年ぶりの放送でした!この番組大好きですが、さすがにこの番組を定期的に見るのは難しいですよね。今回匠が頭を悩ませていたように、今は建築建材がすべて高騰しているので今まで以上に予算に収めるのがかなり大変でしょう・・・

今回のゲスト:勝村政信さん(59歳)19年ぶりの出演
       井上咲楽さん(23歳)

今回リフォームされるお宅の情報
依頼者:ご主人(60歳)、奥さん(55歳)
場所:神奈川県川崎市
建物:築57年 建坪22坪 木造2階建て(47年前に中古で購入)
リフォームの目的:スリランカカレー店を開く、店舗兼住宅
リフォーム資金:2200万円


依頼者夫婦のこれまでの歩みと今後の展望
・ご主人は35歳でスリランカへ語学留学、日本向けに海老の養殖事業を手掛ける
・40歳で結婚
・リーマンショックのあおりで事業が破綻、45歳で帰国
・現在は病院関係で仕事をし、夫婦で資金を溜めてきた
スリランカにいた時に現地スタッフが作ってくれた賄いカレーが絶品
・コロナ禍もあるので、最初はカレーパンを販売し、タイミングをみて店内飲食できるカレー店を経営したい
・奥さんの母親が同居し3人で暮らす

今回リフォームを手掛ける匠とメンバー
・一級建築士 アトリエMアーキテクソ 松永務さん(65歳)
・元解体・配管工 魔裟斗さん(44歳)
・元大工 尼神インター渚さん(38歳)

4年前に組んだことがあるメンバーということで、楽しみですね。
「森の木の代弁者」と呼ばれる松永さんですが、これまでに番組で16軒のリフォームを手掛けているので、今回もやってくれるのではないでしょうか。

今回のリフォームのポイント
・店舗と住宅に、それぞれ入口、厨房、トイレが2つ必要
・店舗の厨房には手洗い用シンク、水洗い可能な床にする必要がある
・ご主人が大事に育てたバラを移植する

お宅の問題点
・梁が寸足らずで、つなぎの角材は1センチしかかかっていないため、その部分がずれてきて床が下がってきていた
・土台が切断され、基礎のコンクリートがなくなっている
→人通口として開けた、無筋コンクリートなので地震には弱い
 梁にも基礎にも大問題が発生!

リフォームしたこと
・筋交いを入れる
・新旧2本の梁を合体、新たに2本の梁を追加して合計3本の梁をかけた
・壊された基礎は取り払いベタ基礎(耐圧盤)で補強
・2階の一部を減築し、コストを削減し、1階の強度を上げ、残った2階の部屋に光と風が入る
・減築した部分に作った屋根はほぼ解体で外した構造材で賄う
ウッドショックで木材が異常に高騰しているため
・外断熱工法を採用(内壁が外気に触れず冷えにくいため結露が発生しにくく防湿効果が高い)
・サッシをシングルサッシからペアガラスにする(高い断熱効果がある)
・軽量鉄骨の天井下地にする
→それぐらい木材が不足している。値段は高いが作業性が上がり作業日数は減る
・風呂場の壁はカビに強い木材を使いちょっと贅沢な空間に

【今回の見どころ:軽量鉄骨で渚親分の本領発揮】
元軽鉄職人ということで、この軽量鉄骨という素材のことをよく知っている渚親分。
現場監督の指示をすぐに理解し、魔裟斗さんにどんどん指示を出します。
魔裟斗さんも色んな職種の経験があるので、素材を迷いなくカットしていきます。
素材をカットすると軽鉄を組んでいきますが、それには順番があり、最後クリップと呼ばれるパーツで止めるので、簡単といえば簡単です。1時間の作業で店舗部分の天井の下地を完成させました。その後耐火性のある素材を入れ、天井を手際よく仕上げます。
天井を張るスピードが速くて驚きました、渚親方すごいですね!
ちなみに壁材は匠が選んだバーミキュライトと珪藻土などを混ぜた焼成した板材を使いました。カレーの匂い対策と不燃素材で耐火性もあり、ぴったりな素材ですね。

完成した店舗兼住宅の全容とは
・バラは元の位置に移植、減築した瓦を砕いて土隠しに再利用
・店舗の軒先にはバラのつるを伸ばせるよう木材を斜めに何本も渡す、夏場は日陰になる
・玄関先はゆるやかな傾斜をつけたすべりにくい素材のスロープを作る、店舗と自宅の玄関を設置(店舗のドアが中がみえるようになっているので分かりやすい)
・店舗の横から直接テイクアウト用の販売が可能
・店舗のテーブルは手作り、その端材を壁に這わせ飾り台を置くことができる
・店舗用のトイレと手洗い場を設置
・厨房奥に住宅に行けるドアを設置
・住宅用キッチンは元のキッチンをきれいに掃除して扉はシートを張り再利用
・住宅の床下には壁材の端材を細かく砕き、外から入ってくる湿気対策に活用
・住宅の玄関は段差をほぼなくしてバリアフリーにする
・一階の玄関脇に母親の部屋、奥のトイレは介助しやすいように広めのスペース

リフォーム費用
工事費 8,665,600円
材料費 7,723,610円
設備・照明費 5,594,860円
合計 21,984,070円
(デザイン料、厨房機器含まず)

★★★★★★★★★★★★
完成した家を見た夫婦の反応は感激といった感じでした。特にご主人がとても素直に喜んでいる様子に、見ているほうも感動しました。
油を使わないヘルシーなスリランカカレーを使ったカレーパンをみなさんに食べてもらって、これからも頑張って欲しいと思いました。

大改造!!劇的ビフォーアフター テレビ朝日

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