ブラタモリ 梅田

ブラタモリ 梅田 テレビ

2023年6月10日(土)のブラタモリ大阪・梅田~カオスな梅田はどう生まれた?~でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

この日はあいにくの雨模様でした。
大阪駅の半径1キロ以内でロケが完結してしまったそうで、タモリさん驚いていました。

今回のタモテバコ:カオスな梅田はどう生まれた?

今回の案内人
・大阪大学総合技術博物館 教授 船越幹央さん(大阪・ミナミの回にも出演)
・JR西日本コンサルタンツ 福山和紀さん
・大阪公立大学理学部 教授 三田村宗樹さん
・大阪商業大学総合経営学部 教授 谷内正往さん

今回のルート
①大阪駅南側のビルの屋上庭園
露天神社つゆのてんじんじゃ
➂歯神社
④堂島川
⑤大阪駅
⑥大阪駅北側の再開発エリア
⑦阪神大阪梅田駅近く

梅田はもともとどんな場所だった?
・お初天神(曾根崎心中のヒロイン)がある露天神社
・江戸時代は栄えていた南側の一番端にある神社
→梅田はもともと(心中事件が起こるような)ひっそりとした場所

曾根崎心中 江戸時代中期近松門左衛門が描いた人形浄瑠璃
      後に歌舞伎の演目や映画にもなった
      恋仲だった徳兵衛お初が様々な不幸な出来事によって
      心中してしまう話

歯神社 ご神体の石を削って煎じて飲むと歯の痛みが治まるといわれる
→「はいたどめ(歯痛止め)」→「はどめ」→何かを止める→川が近くにある→川の水を止める

かつての梅田は湿地帯で、北側に川がたびたび洪水を起こし、人が住まない寂しい場所
梅田の呼び方は「埋め田」→「梅田」

カオスな梅田のきっかけは明治に開業した大阪駅
明治7年(1874年)梅田に大阪駅開業
最初は水運(堂島川)が発達し町に近く便利な堂島に駅を建設する案があった
・当初の堂島案は方向転換の際に蒸気機関車を前と後ろと付け替える必要があり、それを防ぐため、機関車の付け替えがないように作るには町を大きく壊す必要があった

→人が住んでおらずスムーズに通過できる梅田が選ばれたと考えられる

大阪駅がカオスな理由①無秩序な高低差
・昭和初期から昭和30年代にかけておきた地盤沈下が原因
・縄文時代(5000年前)大阪市一帯は海で堆積物で梅田粘土層があり柔らかい地層

地盤沈下が起きた原因
①高度経済成長期、大量の水を必要とし天満砂れき層から地下水を大量に汲み上げる
➁上にある梅田粘土層の水分が奪われかさが減る
➂地盤沈下が起こる
④地下水の取水制限をした結果昭和40年代に地盤沈下は収まる

→大阪駅は固い地盤の天満砂れき層まで杭を打ち込み沈下を食い止める

大阪駅がカオスな理由➁梅田地下街
・もともと大阪駅と旧市街を結ぶ道が斜めに作られた
・その後さまざまな方向から道を繋げたためカオスになったと考えられる
→地下の道は地上の道に合わせて作られているため複雑になる
 (建物がある地下には地下街は作れないため)

地下街ができた理由
・高度経済成長期、梅田駅は交通渋滞がおき、事故も発生した
市電を廃止して地下鉄にして、地下街を作り人の流れを地下にした
・その後できた地下鉄の駅や商業施設とつながり複雑になっていった
・現在も地下街は広がっている

→梅田のカオスは発展の記憶

タモリさんの衣装
・明るいブルーのカーディガン
・赤とブルーの細いチェックのシャツ
・濃紺のチノパン
・茶色のベルト
・濃紺の靴

今回のランチ:ランチの写真はありませんでした

★★★★★★★★★★
大阪駅がカオスな理由がとてもよく分かりました。あの微妙な高低差はなんとも混沌とした印象を持ちますよね。
地下街は本当に難しいと思います。再開発でますます難しくなったと思います。
梅田がかつて寂しい場所というのが意外でした。
あの日地下街でタモリさんを見かけた人はたくさんいたでしょうね、羨ましいです。

ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合

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