2023年6月11日(日)の「ポツンと一軒家」は福井県でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回のゲスト:賀来千香子さん、超特急タカシさん
賀来さんはこの番組のファンということで終始楽しそうでした。超特急のタカシさんって初めてみましたが、かっこいい人ですね。
今回は聞き込みした方で目指すポツンと一軒家がどなたの家か分かりませんでした。
ただ家の手前にあるのは河内川ダムでその湖畔に建つホテルの人に聞けば詳しいことが分かるのではないかということでした。
道中に歴史的建造物保存地域(熊川宿)があり、そこを通ってホテルまで行きました。
熊川宿 日本海で捕った鯖などの魚を京都まで運んだ「鯖街道」の交易拠点
として栄えた宿場町
ホテルの方に道を聞くと、目指す一軒家は自分の養魚場だということで、なんと持ち主の方でした。
今回のポツンと一軒家情報
・マツオカさん(70代)と娘さん夫婦
・目指す一軒家は養魚場でかつては釣り宿も経営
・ホテルは夫婦で経営していたが、妻が亡くなり現在は娘さんが手伝う
かつてはこの地で魚を養殖
・卵から育てたイワナ、ニジマス、ヤマメを、釣り客が来たら川に放流して客を楽しませていた(1年で30万匹)
・釣った魚を料理して提供する場もあった
・集落の入り口で釣り宿も経営していた
・今はホテルで使う用を育てているのみ
・養殖池はキレイな水を利用してクレソン、山葵を育てホテルで利用している
生家はダムに沈む
・生家があった集落はダムに沈むことになり、ダムのそばに土地を買ってホテルを建設した
・ダムは竣工まで36年の時間を費やし令和元年に完成
ホテルはダムの目の前に建つ
・ホテルは主と娘2人で切り盛りしている
・部屋からはすべてダムが見え、ダムマニアの人も宿泊
・大浴場はトロン温泉(粉砕したトロン岩石を混ぜて沸かした人工の温泉)の効能は冷え性、腰痛、神経痛に効く
・食堂は日帰りのお客さんも楽しむことができる
捜索隊にたくさんのご馳走が!
イワナの塩焼きを食べてみてほしいとご主人が捜索隊にお料理を作ってくれました。
その他にも宿泊客用の夕食も出してくれました。山葵の三杯酢漬け、若狭牛焼肉クレソン添えなど地産地消にこだわったたくさんのお料理が並びました。
極めつけがダムカレーでした。目の前のダムの水の色がグリーンということで、クレソンを使ったグリーンカレーのダムカレーでした。
新たな挑戦はかつて集落の産業だった炭焼きの復活
・地元ではコロビと呼ばれる油桐は木の実から桐油という油が取れるが幹そのものから磨き炭(駿河炭)が取れる
・かつて福井は駿河炭の生産日本一でこの地にも油桐を育てていたが40年ほど前に1本もなくなってしまったが、自然復活した
・駿河炭を復活させようと炭窯を建てた
駿河炭 静岡発祥の「油桐」から作る木炭、燃料ではなく研磨材として使用
漆の重ね塗りの刷毛ムラを研磨でき、最高級漆器づくりの必需品
炭の粒子が柔らかいので漆器を傷付けずに研磨できる
★★★★★★★★★★★★★★★★★
主は老後は養魚場のそばに住みたいと話していました。この場所が自分のふるさとであり、心が落ち着くということでした。
生家がダムに沈み、ダムの近くにホテルを建てる決断は大変だったと思います。
そんな主の思いはきっとお子さんに伝わって、だから主を助けて頑張ってくれるのだと思います。
主の体調が崩れることなく穏やかに暮らしてほしいなと思いました。
ポツンと一軒家 毎週日曜夜7時58分~ テレビ朝日
見逃した方はU-NEXTでどうぞ。今なら31日間無料体験。