2023年6月17日(土)の「ブラタモリ」は「奈良・吉野~なぜ桜といえば吉野なのか?~」を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
なんと撮影の日の10日前が桜が満開だったそうです。
タモリさんが来た日はもう緑の山になっていました・・・見たかったです。
今日はタモテバコを開けようとしたらタモリさんの周りをくるっと回ったり、案内人の人がうまく入っていけなかったり、ちょっとかみ合っていません
今回のタモテバコ:なぜ桜といえば 吉野なのか
今回の案内人
・吉野町役場 産業観光課 中東洋行さん
・金峯山寺 管長 五條良和さん
・大阪公立大学大学院 農学研究科教授 今西純一さん
今回のルート
①吉野千本桜
➁金峯山寺
➂滝桜
④金峯山寺の門前町
⑤金峯山寺の門前町にある神社
金峯山寺で分かる吉野の桜の原点
金峯山寺 1300年前創建 本堂の蔵王堂は国宝、世界遺産
修験道(山岳信仰に仏教や新道が結びついた日本独自の宗教)の根本道場
・金峰山寺を開山した役行者が吉野山で悟りを開いたとき目の前に現れた蔵王権現が現れ、その姿を桜の木に彫刻したと伝わる
→吉野では桜の木は蔵王権現を写し取った大切な木とされた
・平安時代から続く献木(桜の苗木をお供えする)は江戸時代に盛んにおこなわれる
桜の名前の由来
早苗(神の稲)座(まします)→神様が宿るような木のことを桜と呼んだ
(所説あり)
吉野山と桜の秘密とは?
吉野山に生えているヤマザクラは古くから日本に自生する野生種
吉野山の秘密その1:水分がある
・吉野山はほとんどが片岩でできている山
・片岩は風化すると隙間ができ、その層に水分が溜まり植物はその隙間に根を伸ばして水分を得ることができる
片岩 地下深く沈み込んだ岩石が圧力を受けてできたもの
層状になっているのが特徴
吉野山の秘密その2:日当たり
・桜は吉野山の北斜面に多く分布
・吉野山の土壌は乾燥しやすく南斜面は日当たりが良すぎてカラカラとなるため
→北から南に参道を登り金峯山寺にお参りするのに桜がよく見えた
桜といえば吉野のイメージが出来上がっていった
吉野が有名になったワケ
西行 平安時代の終わりから鎌倉時代に活躍した僧侶
吉野に3年滞在
当代一流の歌人で吉野の桜の歌をたくさん詠んだ
ねがわくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月のころ
(どうせ死ぬなら春の木の下で死のう 2月の満月のころ)
※2月15日はお釈迦様が亡くなった日
※西行はこの歌を詠んだ翌年2月16日に亡くなった
当代一流の歌人である西行が吉野の桜を歌に詠んだことで有名になった
吉野は桜の枕詞となる
吉野ならではの町並みとは?
・吉野建 狭い尾根をいっぱいいっぱい道にしている
建物は谷側にあり一階建てにみえて実は三階建て
タモリさんの衣装
・グレーのコート
・赤とブルーのチェックのシャツ
・濃紺のチノパン
今回のランチ:
今日の番外編:ほら貝
金峰山寺の門前町で山伏の装具を取り扱うお店に立ち寄ったタモリさん。
8万円のほら貝を吹かせてもらうと音がでます。
ほら貝は買いませんでしたが、一発で音を出せるなんてスゴイですね!
ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合
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