サラメシ 古谷一行

サラメシ 古谷一行 テレビ

2023年8月24日(木)のサラメシ
あの人が愛した昼メシを見ました。
以下、その部分のまとめと感想と少しネタバレです。

今回の「あの人が愛した昼メシ」

俳優の古谷一行さん(1944年~2022年)でした。

場所:三軒茶屋の自宅の近くにある蕎麦屋


店主
「やっぱりオーラがあって、しかも声もすごく渋いので

『はあ~』ってもう・・・」

当時はうどんも丼ものも出す町の蕎麦屋だった。
それを本格的な手打ちそばの店に変えたいと

修行を重ねた3代目。
店をリニューアルしたのは18年前。
根っからのそば好きだった古谷。
「手打ちでやるのか」と顔をほころばせ、

いそいそと足を運ぶように。

お気に入りは鴨せいろ
鴨の油でネギとしめじを香り高く炒めたら、

サバ節に宗田節をきかせた甘めのつゆでコトコトと。
鴨の身は柔らかく仕上げるため、グリルで別焼きにするひと手間。
すっきりとコクの深い鴨汁は、打ち立てのそばに合う。

月に1度はこの味を求めた。
演じることが何より楽しい、そう語っていた一途な役者は、

このそばに店主の一途な思いを感じ取っていたのだろう。

店主
「一番印象的だったっていうのは、亡くなった後だったんですけれども、
奥さんが来てくれたっていうのが。
あの古谷さんの想いじゃないですけど、代弁してくれてるって。
主人がお世話になりました、みたいな感じで

最後に言ってくださいましたので。
生前はそこまで・・・お会いはしてもお話はしなかったんですけども。
最後に奥様が来て下さったのも強烈な印象に残ってますね。
・・答えなきゃなって気持ちにさせますもんね。」

多くを問わず語らず18年。
静かにそばをすすっていた常連からの、それが最後の置き土産。

これが俳優古谷一行が愛した昼ごはん。
ご馳走様でした。

★★★★★★★★★★★★★
長い間通った店なのに、店主と親しく言葉を交わすことが
なかったなんてかっこいいですね。
亡くなった後奥さんが来たということは、

そのお店を気にいっていたということを聞いていたのでしょうね。
話しかけたかったでしょうに、

店主さんも一定の距離を保って、さすがプロですね。

サラメシ 毎週木曜午後7時30分~ NHK総合

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