ブラタモリ 黒部峡谷 後編

ブラタモリ 黒部峡谷 後編 テレビ

2024年1月20日(土)のブラタモリ
秘境!黒部峡谷~黒部の絶景は電源開発の軌跡にあり?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

前編はこちら

撮影は2023年11月上旬で、前回から引き続き黒部川沿いを電車で旅しています。
タモテバコのシーンはないし、案内人も前回から引き続きの登場です。

黒部川では約100年前から水力発電のためダムや発電所を開発する電源開発が

行われてきました。
先人たちが秘境の奥へと切り開いた道をたどると、驚きの絶景の数々が

見えてきました。
今回は猫又駅からゴールの黒部ダムを目指す旅でした。


今回のタモテバコ:黒部の絶景は電源開発の軌跡にあり?

今回の案内人
・関西電力 黒部川水力センター 上坂薫さん(前回から引き続きの登場)
・富山大学 名誉教授(地質学) 竹内章さん(黒部ダムの回でも登場)


今回のルート
①黒部峡谷鉄道猫又駅
➁黒部川第二発電所(猫又駅)
➂黒部川第三発電所(欅平駅)
④黒部宇奈月キャニオンルート(欅平駅)から乗車して500メートルほどの場所
⑤黒三の難工事だった場所(トンネル)
⑥黒部川第四発電所
⑦黒部ダム


普段は観光客は降りられない猫又駅で途中下車
車窓から見えた絶景ポイント:猫又駅近くにある「ねずみ返しの岩壁」
・猫に追われたねずみが逃げていったが岩壁を登れなかったので「ねずみ返し」

(所説あり)
・猫も岩壁を登れなかったので「猫又」(所説あり)

黒部川第二発電所(黒二)がある
黒部川の電源開発のため作られた発電所の順番で黒一(今はない)、

黒二、黒三、黒四と呼ばれる
※「くろよん」黒部ダムや黒部川第四発電所の通称

水力発電はダムから低い場所につくられた発電所に高低差を利用して
タービンを回し発電

3000メートル級の北アルプスから流れる黒部川
・急勾配
・水量が豊富
➡水力発電に適した川


電源開発の原点「黒一」を探る
・黒部川第二発電所に渡る橋はかつて猫又堰堤という水をせきとめるダムがあった場所
柳河原発電所(現在の新柳河原発電所、かつての黒一)に水を送り発電
(昭和2年完成)
・運ぶ資材が少なくてすむ川幅の狭い場所だったのでこの地が選ばれた


高まる電源需要に伴い、下流から大規模な電源開発が進められていった

黒部川第三発電所は観光スポット
・奥鐘橋(高さ34メートル)からの景色は絶景
・黒部川第三発電所(昭和15年)の奥に黒部川新第三発電所(昭和38年完成)が

 ある

困難を極めた黒三のダム建設
・電力が国家管理された時代で黒三の建設計画は重要な国策
・当初は人が通れる程度の幅の道を断崖につくり、人が資材を運ぶ
・トロッコが走れないほどの急峻だった
竪坑エレベーター(昭和14年完成・2年かかる)を作った
エレベーターで200メートルあがり、ダム建設地の仙人谷まで

 あと60メートルはトロッコで運ぶ
・高熱地帯があり難工事だった
トンネルの貫通に3年かかった
・仙人谷ダム(昭和15年完成)ができるまでに多くの犠牲者を出した


新ルートで味わえる絶景:標高800メートルからの景色
・黒部峡谷附猿飛および奥鐘山(国の特別名勝・特別天然記念物に指定)が見える
・白馬やりヶ岳(標高2903メートル)、天狗ノ頭(標高2812メートル)が

 見える

壮絶な難工事だった高熱隧道
・岩盤が高熱な場所があり、その暑さ(当時160度になる岩盤もあった)が

試練となった
高温地帯が500メートル続く
・作業員には60度近い熱気が浴びせられた
(20分ごとに交代、作業員に水をかけ、トンネル上のパイプから給水、換気)
・24時間掘り進めた


熱い岩盤がなぜこの場所にある?
・太平洋プレートとフィリピン海プレートが沈み込む場所
➡大量のマグマが生み出される場所
・年代の違う花こう岩が隣り合う地質の境目がある
・境目にはすき間があり、マグマの熱を伝える通り道となる

ピンポイントのホットスポットだった


黒部川第四発電所(昭和38年完成)は仙人谷ダムのそばに
・地下200メートルの場所につくられた巨大施設
・水車は鋳物(溶接ではない)
・発電した後の水は水路(仙人谷ダムのそば)で新黒部川第三発電所、

 新黒部川第二発電所に順番に流し発電に利用

黒部ダムの水を最大限活用し効率よく発電できるシステムが完成


ゴールの黒部ダムへ
黒部ダムへはインクラインに乗って向かう
インクラインで登り(456メートル)、最後はトンネルを車で向かうルートが

作られた

インクライン 斜面にレールを敷き巻き上げ機で動く装置

★★★★★★★★★★★★
ゴールの黒部ダムはいいお天気で6年ぶりの黒部ダムにタモリさんも嬉しそうでした。
帰りのルートを気にしていたタモリさんでしたが、「帰りは長野へ」とあったので

違うようですね。
暑かったり寒かったり大変そうでしたが、タモリさんが嬉しそうでよかったです。

それにしても黒部ダムの建設は壮絶だらけですごかったです。

タモリさんの衣装
・パタゴニアのジャンパー
・チェックのシャツ
・濃いブルー系のパンツ
・紺色の靴


今回のランチ:ランチの写真はありませんでした。

ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合

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コメント

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