プロフェッショナル 再建外科医

プロフェッショナル 再建外科医 テレビ

2024年1月31日(水)のプロフェッショナル 仕事の流儀
心までをも、つなげてこそ~再建外科医 山本匠~を見ました。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。


国立国際医療研究センター病院 <東京都新宿>
山本匠さん


・外来では部屋を7つに仕切りできるだけ多くの患者を診る
・患者の4割は他の病院では手が出せないと言われた難症例
※工事現場での事故で足の指を切断・他の指が壊死、リンパ浮腫など
・見た目だけでなく神経なども再建する

形成外科ではなく再建外科

山本のこだわり
極小のものを繋ぐスーパーマイクロサージャリー(超微小外科手術)
・つなぐのは血管・リンパ管だけでなく顔面神経もつなぐ
 神経は神経幹の中に0.2ミリの神経束がいつくもあり、それをつなぐ

➡この技術を高めることで体のあらゆる組織が移植の対象となり、

負担の少ない再建や治療ができないと言われた難症例に可能性を広げてきた

リンパ浮腫が悪化し象皮症となった患者
皮膚が硬くなり、炎症反応のせいで絶えず高熱が出る、有効な治療法は

見つかっていない
(今回の治療方法)
機能しなくなった部位を取り除き、腹部からとったリンパ組織を移植
その上に患者さんから採取した皮膚を移植し、足を再建する
10かい以上の手術を経て足は正常な機能を取り戻しつつあった
手すりを伝って歩くことができた


(患者さんの今まで)
ひと月ごとに高熱がでる生活を30年送ってきた
37年でどんどん悪くなり、諦めていた
手術に耐え、足の状態がよくなっていると医師と言われ人知れず涙を流した

他の外科の分野があって、手が届かないすき間を埋める役割

再建するのは、人生

患者の期待値までの結果が得られないようなら手術をしないことも

幼少期から現在に至るまで
「人の心があまり読めない、昔からそうでした」
・引っ込み思案で人と付き合うのは苦手
・好きなことにはのめりこむ
・大学では一つのことを突き詰めるほうが合うと医師を目指す
・形成外科は発展途上の分野で新たな治療法を生み出せる余地があると思った
・スーパーマイクロサージャリーの第一人者光嶋先生と出会う
・形成外科は傍流ともいわれ、新らたな治療法に挑むたびに批判された
➡技術を高めるため仕事が終わったあと午前3時まで吻合の練習を繰り返した
マイクロサージャリーの技術を数年で極めることになった


手術しても回復しない症例
・顔面麻痺の手術をしたがうまくいかなかった
・患者に頼んで結局3回手術したが成果はでなかった、しかし患者は

 感謝の言葉を伝えた
➡患者にとってやるのが正解だったのか考えるようになった
患者の価値観や心の内を知る為普段の生活に耳を傾けるようになった

患者のその後の人生がよいものになるよう果てのない修練を自らに課した

(患者さんにとって)1分の1
満足絶対しちゃいけない、どう考えても満足しちゃいけないはずなんです。
その気持ちが根底にあれば、ちょっとづつ進歩していけるはずなんですよ。

よくできた人たちを見ていると、気づかいとかちょっとした心配りとか
昔はそれすら自覚できないぐらいだったんですけど


プロフェッショナルとは
満足しないことですかね。完璧な手術って存在しないんですよ。
っていうことは絶対に満足しちゃいけないですよね。


★★★★★★★★★★
空気が読めない、思ったことは言ってしまう、そんな発言を聞いているだけで

なんだか親近感がわいてしまいました。
でも新らたな試みを批判されても空気を読まず突き進んだのは凄いことだと思います。
医師になっても今でも努力する、満足しないスゴイ先生でした。

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