にっぽん百低山 高落葉山 富山

にっぽん百低山 高落葉山 富山 テレビ

2024年8月23日(金)のにっぽん百低山高落葉山・富山」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。

冒頭シーンで砺波平野を歩いていました。すごく絵になるキレイな田園風景ですね!
室井さんは登山は初心者ということで、1000メートル級の山ですが

大丈夫でしょうか。

撮影時期:6月上旬
今回登る山高落葉山たかおちばやま(標高1122メートル)
今回のゲスト:室井滋さん(俳優)
今回のルート:スタート~縄ヶ池~竜の背中道~兜ブナ~山頂

加賀百万石を支えた砺波平野にある高落葉山。
この山には竜が住むという伝説があるという。
麓には砺波平野が広がりその水の源になった高落葉山に向かう。

広葉樹がキレイです!
登山して最初は緩やかな山道です。
室井さんもおしゃべりが弾みます。
お花を見つけたりカエルの声を聞いて、とにかく楽しそうです。

縄ヶ池は神秘的
標高800メートルの山中に佇む池はとても静かで神秘的です。
一年じゅう水位が変わらない池ですぐ近くに祠があります。
縄ヶ池姫社といい竜神が祭られています。

縄ヶ池にまつわる伝説
伝説ではおおむかでを退治した男が竜神からお礼として竜の子をもらった、

それを山中の穴に放したところ水が沸きだし縄ヶ池となった。
竜は若い女性に姿を変え麓に遊びに行き、『縄ヶ池のお女郎はん』と呼ばれ

親しまれた。
池のほとりに立つ鏡岩は竜の姫が出かける際、この岩に腰掛け水面を鏡にしながら

おめかしをした。

室井さんが
今年は辰年で占いの本によると竜神さまを祭ってあるような
神社などにお参りに行くとすごくいい、
あと水のそばにいくのがすごくいいとあった
と話していました。
これはちょっと自分もあやかりたいですね。


二人のやり取りが面白すぎる
山道には『竜の背中道』とありました。
細い山道は両脇をシダ類などの葉と木々に囲まれ緑がきれいです。
途中室井さんが見つけた『フタリシズカ』の花は二つの穂の花が

寄り添うように咲きますが、中にはひとつしかないものも。

室井さん「そのうち2本になるんですかね?」
類さん「それはないと思いますね」
室井さん「じゃあ生涯ひとりで静かに」
類さん「こういう人生もあっていいんですよ」
室井さん「あっちにサンニンシズカがいる」
類さんに一生懸命場所を指さしますが類さんには見えません。すると
室井さん「・・・乱視かな?」
類さん「あ、乱視ですね」

話を聞いているだけで楽しいです。

しかし上りで無口になる・・・
竜の背中道はなかなかの登山道で、上りが急になってきました。
岩が階段のように置かていますが、なかなか歩くのは難しそうです。
無口になってきたと室井さんは笑いました。
緑に覆われていますが、幅の狭い尾根道に出ました。
結局急登を1時間上ったそうです、室井さんすごいです。

林道のあとにまた登山道
竜の背中道が終わったあとは30分ほど林道を歩きました。
とても広い林道で標高が高い場所の林道とはとても思えない広さです。
しかしまたそこから細い登山道へ。
林道はまだ続いていそうでうっかりするとそのまま進んでしまいそうです。
類さんはそういうミスはしませんが、慣れていないと脇の山道って

通り過ぎそうだなと思いました。

大迫力の兜ブナ
兜ブナは樹齢400年以上だそうです。
立派なブナばかりが並ぶブナ林の中でもとても目立ちます。
この地は加賀藩の命令で400年間木が切られていないそうです。
天然のダムともいわれるブナ林を持つ高落葉山は麓の水田で稲をつくる人々に

大切にされてきました。
加賀藩が木を切ることを禁じたのは水の確保だけでなく水害の予防という

意味もありました。
扇状地である砺波平野は水害に弱く、一度川が氾濫すると被害が広域に及びました。
麓では水害を鎮めるための神として竜を祭っています。
ちなみに途中からはこの辺りは加賀藩のものではなくなったそうですが、
その後も木を切らないというルールを富山の人々は守っていたのは富山の人が
真面目で田んぼの大切さを分かっていたのではないかというのが
室井さんの見解でした。


晴天の山頂へ到着
縄ヶ池のあたりでは雨が降り、その後も曇っていたようでしたが、

林道を歩く辺りから明るくなり、最後山頂へ向かう頃には陽射しが出て
緑がとてもきれいに輝いていました。
山頂からは砺波平野が見えました。
この日は雨に加えて風もあったようで大変だったみたいです。

類さん「人生を象徴するような登山にもなりましたね」
室井さん「そんな人生だといいですね!」
類さん「最後はね こういう落ち着いた人生 いいんじゃないですか 

     晴れ渡って」

本当に二人の話は面白いし深いですね。

下山の後のお楽しみ:彦々亭
砺波平野のお米から作った地酒で乾杯すると二人ともそのおいしさに唸っていました。
なんでもフルーティーでおいしいそうです。
お酒のアテは富山湾の宝石と呼ばれる白えびのから揚げです。
から揚げを食べながら最初とは違うお酒を注ぎあいながら飲んでいます。
類さんはちょっと顔が赤くなっているのに室井さんは全然変わらないので、

かなりお酒に強いんですね。

  乳色の 夏霧満ちて 巨樹の夢                吉田類

★★★★★★★★★★★★★★
今回はゲストが室井さんということでトークがとても面白かったです。
登山初心者ということでしたが、最後は笑顔で山頂まで上りきったのは

さすがという感じでした。
下山の後のお楽しみでのお酒の飲み方がいつもと違うのも面白かったです。

にっぽん百低山 毎週金曜午後5時30分~ NHKBS

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