吉田類の酒場放浪記 小岩

吉田類の酒場放浪記 小岩 テレビ

2022年5月2日(月)の「吉田類の酒場放浪記」の新作は「小岩」でした。
以下感想とネタバレです。


コロナ禍になってからマスク姿になりましたが、黒いマスクもすっかりおなじみになりました。
今日の立ち寄りは江戸扇子の松井宏さんというお宅でした。
一軒家から立派な松の木があって
「江戸扇子で松の木があって松井さんか」
自分で言ってちょっと笑ってるようでした。
職人の松井さんは立派な紳士といった風情の人でした。
類さんが他の扇子との違いを聞くと、京扇子を出してくれました。
京扇子は骨が35本、江戸扇子は15本だそうです。
京都は公家社会で贅沢品でしたが、江戸は武家社会で無駄を省いた形で作られると説明してもらいました。
早速江戸扇子の手作り体験をしてみました。
松井さんから可愛らしいネコの扇子を頂いてご満悦の類さん。
「絶対言っちゃいけないギャグがありますよね」
「せんすがいい」
『言っちゃった』
ナレーションの声が突っ込んでいました。
今日のお店は昭和通りにある「鳥正(とりしょう)」さんです。
やきとりが人気のお店だそうです。
入ると奥がずっと広くて、びっくりしました。
店主さんがカウンターに立っていて、店員さんが一人、奥にもう一人見えます。
板場のほうも奥に二人従業員さんが見えます。
すごく大きなお店です。
コロナ禍になってからずっと貸し切りでおじゃましているのでお店の大きさがよく分かります。
今日の類さんはチューハイから始めました。
チューハイ(330円)にお通し(200円)が出てきました。
お通しはほうれん草のぬた合えです。
すると類さんはチューハイを飲みながらやきとりをおまかせで注文しました。
お店は創業50年、店主は82歳になるそうです。
すごいお元気ですね。
備長炭で焼かれたハツ(心臓)(2本240円)が出てきたので、串を持ち上げると湯気が立っています。
塩をつけて一口頬張ると「味が違いますね 新鮮だからでしょうね」と頷きます。
すると次はたたき(つくね)(2本300円)が出てきました。
たたきの塩は店主おすすめの一品で少しわさびをつけて食べてくださいと薦められました。
ほくほくで美味しいと類さんが言っていましたが、確かに美味しそうです。
今度は梅エキス入りのハイボール(350円)が登場しました。
「いやぁ、色がいいよね。しかも氷が透明でしょ」
確かに氷が透明で氷がないみたいです。
今度はやきとり(たれ)(2本240円)があっさりした味わいで類さんは何本でもいけちゃうと太鼓判を押していました。
このお店はやきとりと鮮魚が二枚看板だそうです。
お刺身を注文すると、店主は奥にいる職人さんのほうを見やりました。
お刺身の盛り合わせは30年来の職人さんが捌いてくれました。
すると立派なお刺身盛り合わせ(1200円)がでてきました。
マグロ、カンパチ、シマアジ、平目という豪華な盛り合わせでした。
お刺身といえば日本酒ですが、今回は金龍山樽酒のます酒(450円)です。
ますのふちに塩を置いて飲むあたりはさすがに通な感じですが、一口飲んで
「樽の香りがふわっと上がってきていけますねー」と感心しています。
刺身はあっさりしたところから頂くという考えで平目を一口。
「平目でもコクがあります」と言ってまたます酒を一口飲みます。
次はますを持ったまま、シマアジを食べてすぐ飲みます。
類さん曰く品のいいマリアージュだそうです。
次に出てきたのはシラス鯨の尾っぽの部分だそうで、大変な希少部位だそうです。
クジラ肉って赤いですが、この尾身は赤い部分と油のような部分が牛肉の霜降りのようなコントラストになっていました。
生クジラ尾身(980円)を葉にんにくとしょうがを一緒につけて食べます。
「うわっ」というとます酒を流し込みました。
「今後はがっつり行ってみる」
というナレーションの通り箸からだいぶはみ出すぐらいの大きな身を一口で食べると類さんお得意のガッツポーズが出ました。
旨みがすごく来たようです。
すると店主が肉豆腐を薦めてきました。
お店で一番出るそうです。
鶏のせせりを使い、やきとりのタレをベースに作っているそうです。
名物の肉豆腐(350円)は深めのお皿にたっぷり入っているのをみて
「燗酒が欲しいんですけど」といって出してもらったのが
徳利瓶(松竹梅の豪快)340円でした。
辛口ということで類さんは一口飲むと、ちょっと身を起こしました。
そのままスプーンで肉豆腐を一口食べると味がしみ込んでいておいしいそうです。
「毎日来たくなる味ですよね」とおちょこ片手に話していました。
すると店員さんが
「最後のしめのあら汁です」とあら汁(サービス)を出してくださいました。
あらが入ってネギが散らしてあっておいしそうです。
「あら汁で内臓を温めれば明日も来れるというね」といって
まず熱々のお汁を一口いただきました。
最後は店主の「ありがとうございました」という声と共に、店員さん2人と厨房の3人が類さんに挨拶をしてくれました。
店を出ると、今回いただいた扇子を手に今日は真っすぐ歩けますと言います。
最後の一句は
 備長に タレ燻らせて(くゆらせて) 春惜しむ   吉田類
「扇子掲げて千鳥足 意気だね!」
というナレーションの通り、類さんの脚はよたっていました。

吉田類の酒場放浪記 毎週月曜夜9時~ BS-TBS

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