ポツンと一軒家 宮崎県

テレビ

2023年4月2日(日)のポツンと一軒家宮崎県でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。


今回のゲスト:宇野実彩子さん(AAA)、香音さん
香音さんは花粉症ということで、それさえなければ田舎暮らししたいと言いますが、みんなにそういうところはないでしょうと突っ込まれていました💦

今回は宮崎県の山深い場所で、地図を見ただけでも山深さを感じるぐらいでした。
捜索隊が聞き込みしたポツンと一軒家情報
・カンメラさんの作小屋
・柚子を栽培

作小屋さくごや 
版籍奉還領主の菊池氏からもらった土地や山林で作業するための小屋。
元は雨風を凌ぐ程度のものであったが、そのうち作小屋を拠点に生活するようになった。麓にも家はあるが、行き来が大変なため作小屋でも生活できるようにした。この土地独特のものだそう。

版籍奉還 1869年(明治2年)大名が所有していた土地と人民の支配権を朝廷に返還させた政策

菊池則忠きくちのりただ(1830年~1908年)
領地を国に返還せず、領内の土地や山林を全て領民へ分け与え生活基盤を整えた。

道を教えてくれた人曰く、目指す一軒家(作小屋)の辺りは私道がたくさんあってとても分からないから、すぐそばの集落にその主も生活しているはずだからそこで道を聞いたほうがいいということでした。
国道にでると「通行止め」の文字が見えます。「道路崩落のため、う回路なし」という看板が出ていますが、少し進むと集落があるので聞き込みをすることになりました。
するとたまたま道を聞いた方が目指すポツンと一軒家の主のカンメラさんでした!
カンメラさんに目指す一軒家まで連れていってもらいます。

すると道が舗装された道からアスファルトになりますが、すぐに土がそのままの、しかもぬかるんだ道になりました。斜面にはがけ崩れの跡があり、轍に車がはまるのか車が横滑りしてしまいます。
なんとかぬかるんだ道を抜け、相当標高の高い場所まできてようやく目指す一軒家がありました。
過去最大級の悪路だったのではないでしょうか💦

今回のポツンと一軒家情報
・カンメラさん70代の作小屋
・柚子農家
・元は椎茸や林業、炭焼きをしていた

現在の作小屋は牛小屋と作小屋を合体させたもの
とても大きな建物で牛小屋と作小屋をひとつにした建物で、かつてはそれぞれ茅葺きだったそうです。築150年は経っています。
牛は肥育牛農耕牛を兼ねており、作小屋部分は生活スペースになっていて、土間や囲炉裏があり、2間の部屋がありました。
お風呂は火事を防ぐため別にあったそうですが、今はもうありませんでした。
かつては約80軒の作小屋があったが、現在は11軒となっているそうです。

生活水は高所の水源から溝を掘って引水
捜索隊も驚いていましたが、水を引くのに溝というのは初めて聞きました。
作小屋がある場所から500メートルも上にある場所が水源だそうです。
連れていってもらうと、大変な山道でした。
石垣が組んであり、その一番端に水路があり、すぐ脇は点検通路がありました。
石垣が住みついたカニが土を掘って水路を崩すと水が漏れてしまうので、定期的に確認する必要があったそうです。
崩れていたら、そばにある苔を詰めて対応したそうです。

現在でも水源は農業に活用
今は水路ではなくホースで水を引いています。
定期的に山の急な斜面を登り、水源を掃除する必要があります。
それが本当に急で大変そうです。
カンメラさんはスイスイ歩いて行きますが、捜索隊はなかなか進みません。
歩くこと20分、最後は岩だったり山をロープを頼りに登ってようやく水源にたどり着きました。
水は豊富でとても清らかでしたが、最後は完璧に山登り状態になっていました💦

実家は長兄が継ぐも亡くなり主が引き継ぐことに
中学から家を出て、高校卒業後大阪で就職した主は、主のお宅までの道路が開通したことで手伝いに行くようになりました。
両親亡きあと、20歳以上歳の離れた長兄が家と作小屋を引き継ぎましたが、亡くなったので7番目の主が引き継ぐことになりました。

200本の柚子の木を栽培
元は長兄が植えた20本ほどの柚子の木を200本に増やし、現在は出荷もしているそうです。
年に2回、青柚子と黄柚子を出荷しています。
青柚子 熟す前に収穫、果汁が少ない、香りが強く柚子胡椒などに加工
黄柚子 熟した後に収穫、果汁が多い、ジュースやお菓子に加工

秋の収穫後は毎日剪定をする
木を低くしてあり、新芽が上に伸びるとそれをカットしています。新芽は木の栄養を吸ってしまうためです。
200本の木の剪定をしていますが、手が回らないそうです。

柚子には長いとげがある
柚子の枝にはすごく長いとげがあるので、新芽をカットすると、大きな桶にさらに細かくカットしてそばの焼却炉で燃やすそうです。
それはとげがとても長いので、地面に落ちた枝を踏むと靴を貫通して足に刺さってしまうからでした。
しかもとげの先端が皮膚に残ってしまうということで注意が必要です。

★★★★★★★★★★
主の悩みは後継者がいないことで、とりあえず体力の続く限りは続けていきたいと話していました。
麓から作小屋までの道のりや、水源の掃除、柚子の木の栽培と手入れは決して楽な仕事ではありません。
しかし山を手入れすることにもなるし、山の手入れは災害を防ぐためにも大事なことだと思います。
あれだけ柚子の手入れができる主でも水源までの道や作小屋までの道を手入れするには時間が足りないのだなと思いました。
毎回思いますが、これだけの仕事をしていることに、頭が下がる思いです。

ポツンと一軒家 毎週日曜夜7時58分~ テレビ朝日

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